一般社団法人 日本ビアジャーナリスト協会

ビール界のロールスロイスが日本上陸「エールスミス」―ビアレポート(34)

貧乏ヒマなしの私です。

ビール好きの皆さんはビアバーやらビアフェスやらいろいろ積極的に活動されているようですが、なかなか私は外に繰り出す機会がありません。なので、自宅でビールを飲むしかなく、それをここにレポートとして書いているわけです。といっても、まったく外で飲まないわけではありません。少ないながらもビールイベントには顔を出すようにしています。

で、最近行ってきたのが、ビール界のロールス・ロイスと言われる「エールスミス(Alesmith)」のお披露目会。ビールイベントといっても、これはクローズドなイベントだったので関係者のみ。

「エールスミス」はアメリカ・サンディエゴのブリュワリーで、ブルワー4人全員がビアジャッジでもあり、自家醸造家として受賞歴もあります。ビールの特徴としては「ハイアルコール」。今回発表されたビール5種類すべてがアルコール度数10%以上。もちろんハイアルコールというだけではなく、「ratebeer」でそれぞれ97〜100ポイントの評価を得ています。

そして、ビール界のロールス・ロイスというだけあって、750mlで3300円(税抜)! 車のロールス・ロイスには一切縁のない私が、ビール界のロールス・ロイスを飲んでしまってよいのでしょうか!

いいんです。そんなビール5種が9月26日から発売開始されています。ラインナップは下記の通り。

  • Speedway Stout(スタイル:インペリアルスタウト)アルコール度数12%
  • Horny Devil(スタイル:ベルジャンスタイル・ゴールデンエール)10%
  • Grand Cru(スタイル:ベルジャンスタイル・ストロングエール)10%
  • Old Numbskull(スタイル:アメリカン・バーレーワイン)11%
  • Wee Heavy(スタイル:スコッチエール)10%

ということで、前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは「Horny Devil」。

Alesmith Horny Devil

Alesmith Horny Devil

ビール大好きなのにアルコールに弱いという弱点を持つ私ですが、アルコールを感じずにするする飲めてしまったのが、この「Horny Devil」なのです。その意味ではヤバいビールです。

正真正銘のベルジャンスタイルビールを造るために、ベルギーの修道院のイーストとベルギー産原材料を使用。コリアンダーシードも使っており、フルーティーさとスパイシーな味わいが同居しつつ、非常に飲みやすく仕上がっています。ペアリングとして提案されていたのは「パテ・ド・カンパーニュのカナッペ」。ベルジャンスタイル・ゴールデンエールとパテの組み合わせはたまらないですね。ビールががパテの旨みを引き出しています。個人的には、ビールもパテも「舐めながら」ちびりちびりとやりたいところです。

Alesmith Horny Devil

ビールそれぞれに合う料理を提案

Alesmith Horny Devil

Alesmith Horny Devilとパテ・ド・カンパーニュのカナッペ

他4種類についてはまた別の機会にご紹介したいと思います。最後に、ブルワーからのメッセージを引用します。頻繁に飲めるようなものではないですが、見かけたら一度飲んでみてはいかがでしょうか。

ビールは、最高級レストランのテーブルにも置ける上品で美味しい飲み物です。最上級のワインやシャンパンや蒸留酒 が存在するように、ビールの中にも洗練されたクラスがあっても良いでしょう。世の中の高級な酒と同様、ビールもそれ自体で存在感を示すことができるのです。 車、飛行機、靴など商品が何であれ、ある分野にはその最高級品が必ずあります。私はそれらを、その分野のロールス ロイスと呼んでいます。そして、私はエール・スミスのビールをビール界の、ロールスロイスにしたいのです。 最高級の品質であらゆるレストランにふさわしく、5つ星ホテルや世界中にある最高の場所にエール・スミスが並ぶことを念頭に置き、私たちエール・スミスの製造メンバーは日々ビール造りに励んでいます。 全員が自家醸造者でビールに関してのあらゆること知識と情報を有しており、世界中から集めた厳選された原料(時に ベルギーの修道院のイーストだったりサンディエゴのコーヒー豆だったり・・・)を使用して「贅沢品になり得る」ビールを造っています。

【BEER DATA】
Horny Devil
生産地:アメリカ
醸造所:エールスミス
スタイル:ベルジャンスタイル・ゴールデンエール
アルコール度数:10%

アメリカエールスミス

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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富江 弘幸

ビアジャーナリスト