[コラム]2017.2.22

サイドカーのビール版?「サイドカー オレンジペールエール」―ビアレポート(135)

柑橘好きの私です。

最近は柑橘類を副原料に使用したビールを飲むことが多く、以前もこのコラムで書きました。そもそも柑橘好きなので、「オレンジを使ったビールだったら、好みとしてのハズレはないんじゃないか」という意識でビールを買っています。実際、今のところハズレはありません。

今回ご紹介するのは、その記事でも名前を挙げている、アメリカのシエラネバダ「サイドカー オレンジペールエール」です。

Sidecar Orange Pale Ale

Sidecar Orange Pale Ale

このビールも以前のコラムで名前を挙げていますが、実際にオレンジを副原料として使っています。ラベルを見れば一目瞭然ですね。まさにオレンジそのもので、果汁の垂れている感じがまたそそります。

お酒好きの方は、「サイドカー」という名前からカクテルを思い浮かべるのではないでしょうか。カクテルのサイドカーは、ブランデーとホワイト・キュラソー、レモンジュースで作ります。キュラソーはオレンジピールを使用したお酒なので、サイドカーも柑橘感ある味わいになっています。

カクテルのサイドカーという名前の由来は諸説あるのですが、比較的知られているものだと、「女性殺し」というもの。サイドカーが交通事故に遭うと、運転手よりも女性が乗ることの多いサイドカーの方が致死率が高いことから、カクテルのサイドカーもアルコール度数が高くて(30度前後)女性を酔い潰しやすい、ということだそうで。オレンジフレーバーがあって飲みやすいんですね。

そんなカクテルのサイドカーを意識したのではないかと勝手に思っているのが、このビールのサイドカー。

飲んでみると、柑橘系のアロマがすごいのです。よくホップ由来の柑橘香なんて表現がありますが、それとは明らかに違う香り。グラスの中に剥いたばかりのオレンジピールがあるんじゃないか、というほどのピールの香りです。鼻から抜けるフレーバーも同様。甘味や酸味は控えめで、オレンジピールのフレーバーが口の中を支配します。全体的にすっきりとした味わい。オレンジピールは煮沸と発酵の2段階で投入しているそうです。

ビールのサイドカーも非常に飲みやすい味わいですが、アルコール度数5.3%。これなら女性も安心して飲めますね。

【BEER DATA】
サイドカー オレンジペールエール
生産地:アメリカ
醸造所:シエラネバダ
スタイル:アメリカンペールエール
アルコール度数:5.3%

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この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビアライター

1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、新聞社勤務。現在は日本ビアジャーナリスト協会ウェブサイトや『ビール王国』などで記事を執筆するほか、ビアジャーナリストアカデミーの講師も務める。
著書:BEER CALENDAR』(ワイン王国)
連載:あなたのしらない、おいしいビール』(cakes)
執筆:ビール王国』(ワイン王国)、『日本のクラフトビール図鑑』『ビールの図鑑』(マイナビ)、『東京人』(都市出版)など

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