[コラム]2017.3.2

ハートの王様「ハルテンヘール」―ビアレポート(136)

ハートの弱い私です。

また今回もジャケ買いです。そして、トランプ大統領が就任してから1カ月半ほど経ちましたが、まだトランプネタは通用するかな…という打算もあって、こんなビールを買ってしまいました。

今回ご紹介するのはベルギーのヘットネスト醸造所「ハルテンヘール」。

HertenHeer

HertenHeer

ヘットネスト醸造所は、トランプのデザインをモチーフにしたビールを造っていて、公式ウェブサイトに掲載されているビール11種類全てのビールがトランプのデザインになっています。

スペードのエースが描かれた「SchuppenAas」やダイヤのクイーンが描かれた「KoekeDam」のほか、「Poker Face」、「Four Aces」といったラインナップ。そのうちのひとつが「ハルテンヘール」で、ハートのキングが描かれたものです。

なぜトランプデザインのビールばかり造っているのかというと、ヘットネスト醸造所のあるトゥルンハウトという街に、トランプ製造会社として知られるカルタムンディ社があるから。このカルタムンディ社はカード業界ではかなり知られた会社。創業は1765年で、いまではトランプのほか、モノポリー、UNOのほか、遊戯王やポケモンのカードも作っているようです。

また、トゥルンハルトは人口4万人程度の小さい街なのですが、世界遺産「フランドル地方のベギン会修道院群」のひとつに登録されている「ベギン会修道院」もあります。そんな街で、この「ハルテンヘール」が造られています。

グラスに口を近づけると、リンゴや洋ナシのようなアロマ。ひと口飲んでみると、モルトの丸い甘味が感じられますが、すっと消えて、じわじわと苦味が現れてきます。この苦味は最後までピリッと残る余韻に。ラベルに「Blonde & Bitter」と書かれているように、なかなかしっかりとした苦味です。

ちなみに、英語で「トランプ(Trump)」と言ったら、「切り札」や「最後の手段」といったような意味。カードゲームとしてのトランプは「Playing cards」ですのでお間違いなく。

【BEER DATA】
ハルテンヘール
生産地:ベルギー
醸造所:ヘットネスト醸造所
スタイル:ベルジャンブロンド
アルコール度数:6.5%

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この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビアライター

1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、新聞社勤務。現在は日本ビアジャーナリスト協会ウェブサイトや『ビール王国』などで記事を執筆するほか、ビアジャーナリストアカデミーの講師も務める。
著書:BEER CALENDAR』(ワイン王国)
連載:あなたのしらない、おいしいビール』(cakes)
執筆:ビール王国』(ワイン王国)、『日本のクラフトビール図鑑』『ビールの図鑑』(マイナビ)、『東京人』(都市出版)など

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