[ブルワー]2020.3.24

気仙沼発のクラフトビールを全国・世界へ届けたい! クラウドファンディング開始

昨年、宮城県気仙沼市で産声を上げた「BLACK TIDE BREWING(ブラック タイド ブルーイング)」が、2020年3月下旬からクラフトビールの醸造を始めます。それにともない、クラウドファンディングでのサポート受付を開始しました。

宮城県の北東端に位置する宮城県気仙沼市。三陸海岸に面する海側は、毎年高い水揚げ高を誇る漁港として、またマグロ遠洋漁業の基地のある場所として知られています。

Black Tide Brewingは、気仙沼の内湾エリアにオープンしたブルワリーです。醸造を担当するのはジェームス・ワトニー(James Watney)さん。日本の文化に興味を持ち、土地柄・人柄に惚れ込んだ気仙沼でローカルビールを造りたいと、米国・ポートランドから移住してきました。

醸造を担当するジェームス・ワトニーさん。ポートランドのカルミネーション・ブルーイング、三重県の伊勢角屋麦酒で研鑽を積んだ

気仙沼は、東日本大震災による大津波によって、甚大な被害を受けた地域のひとつ。震災直後、大きな漁船が陸に揚がっている写真を目にし、衝撃を受けた方も多かったのではないでしょうか。

海沿いは多くの建物が流され、復興にはかなりの時間を要しています。そんな中、国内外の広い地域から大勢のボランティアや復興支援の人々が集まり、地元の方々とともに、今後の気仙沼を考えるコミュニティが数多く作られていきました。

今年2月下旬には、タップルームをブルワリーに併設。気仙沼内外から来た人たちの、新しい“コミュニティ=空間づくり”を目指す場所になります。

今回のクラウドファンディングは、「缶ビールの製造のための設備購入」が目的だといいます。ビールを缶で流通できれば、限られたエリアだけでなく国内の広いエリア、ひいては海外への輸出がしやすくなります。

クラウドファンディングでは、BLACK TIDE BREWINGを応援したい人たちの公式ファンクラブ「BTB CREW」のメンバーも募集中。気仙沼発のローカルビールを私たちの手に、さらに海外のビールファンへ届けるための、サポートをしてみませんか。

BLACK TIDE BREWINGクラウドファンディング 概要

【目標金額】
5,000,000円

【コース内容】
《 BTB CREW “SHARK” 加入コース 》
《 都市圏ビアバーお披露目会へご招待 》
《 気仙沼お披露目会へご招待 》
《 TAP ROOMで1日飲み放題コース 》
《 ご自宅でBTBのビールで乾杯コース 》
《 10HL発酵タンクにあなたのお名前を貼りますコース 》
《 オリジナルビール仕込み体験コース 〜10HL 樽詰めのみ〜 》
など、23種類

【募集終了予定日】
4月18日(金)

*プロジェクトの詳細、コースの金額やリターン内容などは、キャンプファイアのプロジェクトサイト「宮城県気仙沼市のクラフトビールを日本全国、そして世界へ!!」をご覧ください。
画像提供:BLACK TIDE BREWING合同会社

Black Tide BrewingBTBクラウドファンディング気仙沼缶ビール

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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