いつもの夏ならば、ビアフェスに、旅行のついでにブルワリー見学など、ビール好きにとっては最高の季節ですが、今年は新型コロナウイルス感染の影響で、そういうわけにいかない状況です。そんな中、千葉のブルワーさんたちが立ち上がりました。

３年前から「ちばクラフト青空ビアガーデン」としてビールイベントを開催してきた千葉のブルワーのグループがあります。３年目を迎えた今年、リアルなビアガーデンイベントはできないならば、千葉のテロワールを感じてもらえるようなビールを醸造しようと、３つのブルワリーが一つになってビールを醸造することになったのです。

今回醸造したのは、九十九里オーシャンビール（寒菊銘醸）と銚子ビール（銚子チアーズ株式会社）、柏ビールの３ブルワリー。

千葉の蜂蜜や柑橘を使った

イーストコーストIPA

醸造したのは、千葉産の蜂蜜と柑橘を使ったイーストコーストIPA。レシピを考案した銚子ビールの冨丘陸羽さんは、千葉県が日本の東海岸に位置することから、親近感を感じたイーストコーストIPAスタイルのビールを醸造しようと発想したとのこと。蜂蜜を引き立てるため、優しくフルーティな麦芽とホップを使用、アロマホップには甘いフルーツの香りのあるものを使ったそうです。

副原料に使った蜂蜜は、千葉の県花である菜の花などの春蜂蜜、また、県内で栽培された桜島小みかんの皮も使ったそうです。

醸造や仕込みは九十九里オーシャンビールの風間貴仁さんが管理されました。

千葉県初のコラボビール

千葉を元気にしたいと醸造

「ちばクラフト青空ビアガーデン」は、千葉の「千産千消」を大切にする醸造家や県内の飲食店、生産者を応援する活動です。イベントを行うことができない今、「千葉の食」の魅力をビールとともに発信しようと、千葉県初の『コラボビール』の醸造を企画し、クラウドファンディングにもチャレンジしました。

千葉クラフト青空ビアガーデン実行委員会・小藪和美さんは「

イベント自粛が続く日々ですが、ビアガーデン開催はできなくともビールは届けられる！
それなら千葉のビールで千葉を元気に！

と考えました。スタイルは、East Coast IPAです♪
香りを意識し、複数のホップとモルトを使用しました。
千葉県産の蜂蜜と、
夏らしい柑橘系の千葉のみかんをプラスしたビールです。

是非、生詰めでご賞味ください！



おうちでも、まちなかでも、ビアガーデン気分に♪というコンセプトで醸造しました。」と話してくれました。

また、柏ビールの下山さんは「コロナの影響で楽しみにしていた千葉クラフト青空ビアガーデンのイベントが開けなくなってしまい、売り上げだけでなく、千葉の醸造所同士の交流する機会の減少を残念に思っていました。静岡などの取り組みに羨ましさも感じていたので今回の企画をとても嬉しく思い、参加させて頂きました。今回は千葉の里山で採れたはちみつ入り。ビールから里山や海、田圃など千葉の魅力が広がっていくようにできたら、素敵だなと感じています。」と話します。

千葉の魅力の詰まったビールと、千葉の美味しいものを取り寄せて、おうちでビアガーデンを開いてみてはいかがでしょうか？

醸造当日の様子はこちらから
https://youtu.be/3CuBh1WoHQ4

Episode 0-East Coast IPA-

ABV.　6％

ご購入は以下のサイトまたは各ブルワリーで購入できます。

http://fusanokankiku.cart.fc2.com/ca3/67/p-r-s/

九十九里オーシャンビール

http://kankiku.com/japanese/lineup/lu_beer

日本酒の酒蔵が造る美味しい自ら生まれた老舗の醸造所。

銚子ビール(銚子チアーズ株式会社)

https://choshicheers.base.shop

2020年春醸造開始！「銚子が誇れるクラフトビール」づくりを目指す。

こまいぬブルワリー柏ビール

http://kashiwa.beer

自家農園を運営しながら品質と素材に拘ったクラフトビール。