[コラム]2022.11.1

ベルギービールの魅力にはまる

はじめに

今回は、私がベルギービールにはまり込んでいった経過とベルギービールの魅力について個人的想いを述べていきたいと思います。

経過

ビールは水やお茶替わり

幼少の時から炭酸飲料が好きで、食事の最中にサイダー等の炭酸飲料を飲んでいました。
さすがに小中高の時には食事の際には炭酸飲料ではなく、水やお茶等になりましたが、お菓子を食べる際には炭酸飲料がお供でした。
大学に入ると、学部の特種性から食事の時間が不規則になり、軽く食事をしてさらに足りない分を寮や家でおつまみと一緒にビールで流し込み不足分を補っていました。この頃よく飲んでいたのは、「サントリービールのペンギン缶」でした。丁度味も薄くておつまみに最高のビールでした。
しかし、この状況は体に負担がかかり、体重も増え続けたため、ドクターストップがかかり大学を中退することになりました。

社会人と学生の兼務

大学を中退し京都府内の山の中の小さな町で介護職員の見習いとソーシャルワーカーの資格を取るため、通信の短大に入学し2年半京都で過ごしました。
職場は山の中にあるためビールやおつまみを買いに行くにも約3キロ離れているため、週に2~3回しか飲む事は出来ませんでした。そのため、ドクターストップがかかった時よりは体重は落ちましたが、それでも十分に肥満体でした。この頃の好きだったビールは「サッポロ黒ラベルぐい生」でした。
短大を卒業し、資格を取って北海道に戻りました。特養で事務員をしながら更に上の資格を取るため佛教大学通信学部に編入し、らに社会人と学生を兼務していました。そして、再びビールとおつまみを食べる様になりドクターストップに近い状況になってしまいました。

新婚旅行

大学を卒業し、資格を取ってややしばらくして国際結婚をしました。
妻のご両親に合うため、妻の母国に行きました。レストランで会食をしましたが、そこでは当時自分では驚く体験をしました。
それは、メニュー表に全ての食材のグラム数が記載されている事とビールの専用グラスが有りグラスに何㎖入るか記載されていたことです。
特に食材にグラム数を記載することはその国の習慣だそうです。
外国のビールには専用グラスがある事は後から知ることになりますが、それの魅力に取りつかれたのがこの旅行がきっかけとなりました。

禁酒時代

なかなか変わらない体系を少しでもスリムにしようと帰国後、妻が主体となってもりあきの肉体改造実施計画が始まりました。
そのうちの1つが禁酒。実はもりあきは炭酸飲料やビールの飲み方から観て、炭酸飲料が好きなのではなく、単に炭酸水が好きなのでないかと分析し、体重が目標値に戻るまで一切炭酸飲料やビール、アルコール等を飲む事を止めました。その代わり、炭酸水のゲロルシュタイナーと果汁100%ジュースはいくら飲んでも良い事になりました。
ゲロルシュタイナーは、ミネラルも多いため、甘くそしてほのかな苦味もあり自分としては大満足でした。禁酒は約5年続きました。

ビールは液体パン

禁酒解禁後にたまたま、妻の姪っ子が大通公園のビアガーデンで開催されている「ドイツ村」でバイトを始めました。
飲み始めの時、妻から「「ビールは液体パン」だから炭水化物を避けたおつまみにしましょう。」と言われました。そのため、購入できなかったのは、炭水化物のポテトやパンで、タンパク質や脂質ビタミンの入った食材を購入しました。又、「パンは、麦(麦芽)と酵母(イースト)と水でできているからそれ以外の物が入ったビールは良くない。でも、ドイツビールは昔から法律で決まってるから大丈夫。ただ、飲みすぎに注意して。」と言われそれ以降ドイツビールを飲むようになりました。

オクトーバーフェストで購入したドイツビール

ゲロルシュナイダーを飲んでいた影響もあり、ビールの違いがなんとなく分かるようになっていました。

ドイツビールからベルギービールへ

札幌市はドイツのミュンヘン市と姉妹都市です。そのため、大通公園のビアガーデン(札幌ドイツ村)の他、9月のオクトーバーフェスト、そして、ミュンヘンクリスマス市等でドイツビールの生ビールや瓶ビールを購入することが出来ます。

札幌ドイツ村

自分は特に「ケストリッツアー・シュヴァルツビア」が好きで通販で何度も購入していました。たまたま、妻の用事で東京に行った時にドイツビール店でその生樽を飲む事が出き、感動して北海道に帰ってきました。そして、札幌でドイツビール店でドイツの生樽が飲める専門店が無いかをネットで探しました。
残念な事にその当時、札幌でドイツビールが飲める専門店は閉店もしくは改装中でお店が無い状況でした。しかし、同じ欄にベルギービール専門店「ポールズカフェ」が掲載されていました。
その当時は、ベルギーもドイツも国が近いしドイツビールもあるだろうと軽く考えていました。

ケストリッツアー・シュヴァルツビア

ポールズカフェ

初めてポールズカフェに行き、黒ビールを注文したところ、「この店に黒ビールはありません。」と当時の主任スタッフに言われました。(後で知ったのですが、「黒ビール」との表現は日本だけです。)そのため、「黒ビールに近いビールを下さい。」と注文したところ、琥珀色をさらにダークを混ぜたような「デコーニング(現ボルケ)」が運ばれて来ました。

 

デコーニング

一口飲んで直ぐにこのビールが気に入りました。日本やドイツビールでは鮮明に感じられない麦芽の甘味とホップの苦味のバランスがあり最高な気分で一気に飲み干しました。
次に私は「デコーニングより色が黒いビール」を下さいと注文すると、瓶入りの「マルール12」を持ってきてくれました。
このビールは、当時アルコール度数が12%(現在11.5%)あり、ビールでこんなに高いアルコール度数を観たことがありませんでした。(過去に大手メーカーが氷を入れて飲むビールが販売されたことがあり、その時のアルコール度数が約8%で氷を入れて薄めることで5%ぐらいになるのは知っていましたが。)
恐る恐るゆっくり飲んでみましたが、甘みと苦味のバランスが先程の「デコーニング」よりさらに鮮明でおいしかった。このビールでベルギービールにはまってしまいました。
ただ、ビールの知識がないため単純に「ポールズカフェ」に飲みに行ったり通販でビールを購入したりしました。ただし、あくまでも麦(麦芽)と酵母(イースト)と水でできているビールを中心に飲んでいました。

マルール12

そして、ポールズカフェで飲むように専用グラスで飲んでみたいと思いグラスも同時に購入しました。

リーフマンス・オンザ・ロック

そのころは、フルーツビールは自分の蚊帳の外との間隔が強かったったのですが、夏に「リーフマンス・オンザ・ロック」のキャンペーンがあり、恐る恐る飲んでみましたが、これまた炭酸ジュースの感覚で飲めました。これが切っ掛けでフルーツビールも飲むようになりました。

キャンペーン

ベルギービール・アドバイザー資格(現ベルギービール・プロフェッショナルベーシック)受講

ベルギービールにはまってから、やみくもにビールを飲みながらグラスを収集していました。
ベルギービールの種類も分類も歴史も全く解らない状況で約1年以上過ぎました。たまたま、札幌でベルギービールアドバイザー資格取得の講座があると通販のチラシが入りました。直ぐに申し込みをし、初めてベルギービールの基礎を学びそこから知識を少しづつ広げ、現在に至っています。

ベルギービールの魅力

さて、何故ベルギービールの魅力に、はまったのか、自分なりにまとめてみました。

1・ベルギービールの種類が多い

ベルギービールは約2000種のビールがあると言われており、それも毎年醸造所が出来たり廃止したり変わっていくためビールの数が不変敵である事。また、同じビールでも大瓶と小瓶、ビンテージによって味が変わるため、種類の他に、この様な楽しみ方が出来ます。

いろいろなビール

2.コレクションとして

ビールをのむだけでなく、専用グラスや王冠やラベルやコースターや関連グッツ等それぞれ個性的でそれを収集する楽しみがあります。

ベルギービールのコースター

3・ペアリングの追及

ベルギービールは甘い「フルーツ等をブレンドビールやホワイトビール」ビールや苦味の強い「セゾンビール」ビールや酸味の強い「ランビックビールやレッドビール」ビール、そしてアルコールの強い「ゴールデンビール」ビール等があります。それぞれのビールと、食事やデザートに合うか研究する楽しみがあります。

チーズとデコーニング

4・ビールの種類の追及

ベルギービールの1つのタイプに絞ってそのビールを追い続ける楽しみ。
例えば、ランビックビールは、醸造所が作ったもの、ビンテージ(年代物)のもの、フルーツを漬け込んだもの、ブレンダーがブレンドしたものがあり、自ら追求しまとめてみる楽しみ方があります。

ビンテージ

5・新しい味の発見

ベルギービール専門店やベルギービールウィークエンド等に参加すると最初から最後までビールを飲む事になります。
普通の居酒屋ですと多くて数種のビールしかなく、私の様にビール好きは最初から最後までビールしか選択がないのですが、相手がワインや別なアルコールを注文し、相手に「お前まだビール?」と聞かれるのが本当に苦痛でした。最近は私のビール好きが周囲に浸透したのもあり、別のアルコールを勧めて来る人はいなくなりました。
さて、ベルギービール専門店やベルギーウィークエンドにベルギービール好きの友達と行くと不思議と相手が「マルール12」を飲んでいて自分が「シメイブルー」を飲んでいたとしても全く気になりません。むしろ、相手が次どんなビールを注文するか楽しみにしている自分がいます。
今ではコロナの関係で出来なくなりましたが、相手の飲んでいるビールが自分の気になるビールだったとすれば、味見と称し回し飲みか別のグラスに少し注いでもらい味見することが出来ました。そこで美味しければ次購入すればよいのです。もちろん自分が飲んで美味しいと想えば相手に味見してもらっても良いと思います。
お互いに違うビールを飲みお互いに味見をすることで新しい味の発見が生まれて来ます。

以上の5点が私がベルギービールの魅力にはまった点です。

さいごに

個人的に旅行が好きですが、一言で「旅行好き」と言っても移動手段としての鉄道旅行、自動車旅行、船旅行、飛行機旅行、交通機関の複数の組み合わせがあります。目的によってグルメの食べ歩き、温泉巡り、史跡巡り、飲み歩き、買い物、単に乗るだけ(ドライブ)等。宿泊もホテル泊、車中泊、日帰りの他宿泊数等。目的地の選択。それらの複数の分野の組み合わせで決まります。
ベルギービールファンにも色々な分野がありまた組み合わせも自在です。それが魅力の1つでもあります。
私の場合はビールは専用グラスでとの想いでビールと専用グラスのペアリングにはまっています。ベルギービール好きの友人の中にはラベルを収集する事や、和菓子とベルギービールのペアリングを追及したりする人等いろいろな分野で追求して情報を発信している人がいます。元々、ビールの種類やビールのタイプも多いことからこれで終わりという事はありません。自分の出来る範囲で少しづつ追求していけば良いと思います。
是非、皆さんもベルギービールの魅力にはまってみませんか。

ベルギービールのグラス

関連

JAPAー一般財団法人日本ベルギーベルギービール・プロフェッショナル協会

Paul’sCafe

ケストリッツアー・シュヴァルツビアデコーニングドイツビールベルギービールポールズカフェマルール12リーフマンス・オンザ・ロック
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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

この記事を書いたひと

もりあき(モリテツアキ)

ビアジャーナリスト

1968年1月福島県で生まれ現在北海道余市郡に在住。ロシア人と国際結婚(妻は現在帰化)。
佛教大学卒業後社会福祉士の資格を取り地元の特別養護老人ホームの管理者を行いながら実家の事業の1つである農業を手伝っている。
ビールはベルギービールを飲むのが主で、たまに道内のクラフトビールやエビスビールを飲む。特にベルギービールは専用グラスで飲むようにしている。
現在の活動は、Facebookで北海道ベルギービール愛好会の立ち上げ、道内でベルギービールが飲める飲食店や購入できるお店や自分の飲んだビールの紹介をしている。
又、産物のハネ品(サクランボ等)からビールを作るプロジェクトを2020年立ち上げ、ハネ品(規格外、交配用、完熟、微量な傷等)を対象にビールの副原料として使い数年かけて検証していく。
今後の取り組みとして現在の活動の他、ベルギービール(道内のクラフトビールを含む)の紹介や考察を書いていきたい。
また、2022年11月23日にベルギービールのランビックビールに特化したフェイスブックを立ち上げた。これは、自身の勉強と今後1つのビールスタイルに愛着を持つ者同士のグループができるとの予測から取り組んでみたいと感じたからである。

北海道ベルギービール愛好会
https://www.facebook.com/groups/1586818794929083
ランビック愛好会
https://www.facebook.com/groups/672595961169437

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