【季節のお菓子とビールで愉しむ】6月 紫陽花の甘酒パンナコッタ
ビール好きの皆さま、早くも梅雨が明けたとされる地域もあり毎日暑いですね。
雨に映える紫陽花ですが、今年はしっとりと濡れた紫陽花を見る機会が少なかったかもしれません。綺麗な青紫のゼリーを作って目を楽しませましょう。また、飲む点滴とも言われる甘酒で甘みをつけたパンナコッタと組み合わせて夏バテに備えようと思います。
ビールとのペアリングもお楽しみに。
6月のお菓子:紫陽花の甘酒パンナコッタ
甘酒とは
甘酒とは米と米麹、または酒粕から作られる甘味飲料です。日本書紀に「醴酒(こさけ)を捧げた」という記載があり、後年醴酒とは「米と麹と酒を用いた酒」とあったことから甘酒のルーツとされています。
古来は夏の飲み物でしたが、江戸時代中期には冬にも飲まれるようになり、江戸時代後期には滋養強壮効果を狙って夏に甘酒売りが売り歩くようになったそうです。
今でも歳時記では甘酒は夏の季語です。マーケティングの移り変わりを見るようで興味深いですね。
今回は甘酒の甘味を活用し、砂糖を使わずにパンナコッタを作ります。
材料 カップ4個分
(紫陽花ゼリー)バタフライピーティー2包、熱湯400ml、粉ゼラチン10g、レモン汁大さじ1
(甘酒パンナコッタ)牛乳200ml、濃縮甘酒(3倍)100g、生クリーム200ml、粉ゼラチン5g
作り方
- ゼリーを作る容器を2個用意し、それぞれバタフライピーティー1包に熱湯200mlを注ぐ。

- 色が出たらお湯が80℃くらいの間に粉ゼラチン各5gを振り入れ、よく混ぜる。

- 片方にレモン汁を加え、色を変化させる。


- 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。
- 続いてパンナコッタを作ります。
鍋に牛乳を入れ弱火で温め、濃縮甘酒を加えて溶かし混ぜる。


- 生クリームを加えさらに混ぜる。

- 粉ゼラチンを振り入れよく溶かす。

- カップに注ぎ分け、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。

- ゼリーを器から取り出し、1cm角に刻む。

- パンナコッタの上にゼリーを乗せる。

- できあがり。

ペアリング
CHORYO ライスラガー

奈良県の長龍酒造が作る県産のお米を使ったビールです。ホップや麦の風味が抑えめでビール自体に甘さを感じるため、甘酒の風味とぴったり合います。
苦味は弱くないのですがパンナコッタに使用している乳製品のまろやかさで包み込み、後味がとてもよい組み合わせです。
ABV:5.0%
ヘリオス シークヮーサーホワイトエール

ゼリーに使用したバタフライピーティーはレモングラスがブレンドされているため酸味があります。(バタフライピー自体にはほとんど味がありません)この酸っぱさを活かしたペアリングを考えてみました。
シークヮーサー果汁が果汁と果皮がたっぷり使われていてゼリーに負けない酸味です。とはいえホワイトエールらしいクリーミーさがあり、パンナコッタ部分と非常にマッチします。
ABV:5.0%
これからさらに暑い夏を控え、美味しく栄養補給をしていただけたらと思います。
いかがでしたでしょうか?それではよきビールライフをお過ごしください!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。




















