アンドビールから、バレルエイジドシリーズ”ROUND TRIP”の第4弾となるビール「Faraway IPA」がリリースされました。4年間赤ワイン樽で熟成させたWIPA。ぜひ味わってください。

Faraway IPA

写真提供：アンドビール、写真撮影：米田樹央さん

アンドビールの安藤祐理子さんが、バレルエイジドビール（樽熟成ビール）をつくろうと思い立ったきっかけは、アメリカ・サンディエゴのブルワリー「AleSmith」を訪れたことに始まります。2021年5月、山梨県内のワイナリーから、赤ワイン「マスカット・ベーリーA」の熟成に使われていたワイン樽を譲り受け、念願のバレルエイジドビールづくりが始まりました。ただし、ワインを抜いた樽は乾燥しており、そのままでは液体が漏れてしまいます。そこで、樽に水を吸わせて木を膨張させる工程を数日間かけて行い、ビールを仕込むための準備を丁寧に整えました。

このワイン樽に詰めたのは、安藤祐理子さんが一番好きなスタイルである「WIPA」。ホップの華やかさとモルトの厚みを併せ持つハイアルコールなビールを、赤ワイン樽の中でじっくりと熟成させる試みに挑戦しました。ただ、WIPAのバレルエイジドのゴールが分からず、味を確認しながら熟成を待ちました。そして、仕込みから4年の2025年、理想的なバランスにたどり着きました。

WIPAに使用したカラメルモルトのビターな印象がくっきりと浮き上がり、時間とともに増した甘みは、まるで古酒のような落ち着き。さらに、ブレタノマイセス酵母由来の酸味が全体のバランスを整え、複雑で奥深いバレルエイジドビールに仕上がっています。

安藤祐理子さんがビール醸造を始めたのは2017年からです。その後、醸造スタイルが確立され、ビールを飲んで頂くお客さんが増えていく中、いつしか失敗のない安全地帯でビール作りをするようになりました。今回のバレルエイジドビールのWIPAは、そんな安全地帯から飛び出す挑戦でもあり、喝を入れてくれた存在です。

4年にわたる熟成の旅を経て、まったく新しい表情をまとった “Faraway（遠く離れた）” WIPA。その変化と余韻を、ぜひじっくりと味わってみてください。

商品概要

「Faraway WIPA」
【品目】発泡酒（麦芽比率50％以上）
【原材料】麦芽（ドイツ産）、ホップ、オレンジピール、カラギナン、炭酸ガス
【スタイル】Barrel Aged WIPA
【アルコール度数】7%
【IBU】76
【製造所】山梨県甲州市勝沼町小佐手1817

写真提供：アンドビール、イラスト：トモエ画伯 @tomo.crafts

販売について

通販：ボトル販売

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店舗：アンドビール高円寺タップルーム

2025年7月14日からボトルビール販売開始します。
https://www.instagram.com/andbeer_koenji/

店舗：olla/オジャ（阿佐ヶ谷）

2025年7月17日から店内飲食での提供開始します。（ボトル販売はありません）
https://www.instagram.com/olla_andbeer_asagaya/

この記事が、素敵なビールとの出逢いに役立てれば幸いです。