ギネスを2年寝かせた結果…!缶・瓶を熟成させたリアルな飲み比べ【JBJAChannel】
ビールに愛された皆さまへ。
世界中で愛されるギネス。その魅力をさらに深く味わうべく、缶の「ギネス・ドラフト」、瓶の「ギネス・オリジナル」、そして2年間寝かせた同じ銘柄を並べて飲み比べてみました。
結果は驚きと学びに満ちた体験に。
今回の体験はJBJA Channelの動画でも詳しくご紹介しています。記事とあわせて、ぜひ動画でも臨場感を味わってください。

大好きなギネスがどんな風になるのか?ドキドキしながら注ぎます
目次
ギネス・スタウト(缶)―ウィジェットが生むクリーミーな一杯
ギネスの代名詞ともいえる「ギネス・ドラフト(缶)」。
缶の中には「フローティングウィジェット」と呼ばれる小さな樹脂製のボールが潜んでいます。
缶を開けた瞬間にガスを放出し、きめ細やかで柔らかな泡を生み出すこの仕組みは、まさにギネスの魔法。
飲み口はマイルドで、滑らかな口当たりとともにロースト麦芽のほろ苦さとコクが絶妙に調和しています。アルコール度数は4.2%。軽やかながらも満足感のある味わいです。
ギネス・オリジナル(瓶)―炭酸が際立つクラシカルな味わい
一方、瓶タイプの「ギネス・オリジナル」は、同じギネスでも印象がまったく異なります。
こちらは炭酸の効きが、ドラフトと比較するとやや強く、ロースト感と苦味がよりシャープ。アルコール度数は4.2%ですが、口に含んだ瞬間のインパクトは缶のスタウトよりも力強く、クラシカルなスタウトを求める方にぴったりです。
2年間寝かせたギネス―その変化は?

今回の実験の目玉は、同じ銘柄を2年間熟成させたボトルを開栓したこと。
温度管理もしっかり行い、期待を込めて味わってみたのですが――結果は意外なものでした。
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スタウト(缶)
柔らかな味わいはそのままですが、コクや甘みがすっかり抜け落ち、まるで“黒いお水”のよう。決して不味いわけではありませんが、「喜んで飲む」ほどではありません。
例えるなら、スタウト風味の飲みやすい水、といったところでしょうか。 -
オリジナル(瓶)
こちらも似た傾向で、骨格が弱まり、平坦でマイルドな味わいに。ビールとしての個性は控えめになり、「古いビール」の域に達していました。
熟成させるべきビール、そうでないビール
ベルギービールの一部のハイアルコール銘柄や瓶内二次発酵タイプは、時間をかけることで深みや複雑さが増し、“経年変化”という楽しみがあります。
しかし、ギネスはその対象ではない、というのが今回の結論です。
ギネスは開けたてを楽しむのが一番。その鮮度こそが、あの唯一無二のバランスを生み出しているのです。
まとめ ― ギネスをもっと楽しむために
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缶のスタウトは「クリーミーでマイルド」。まずはここから試したい一本
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瓶のオリジナルは「キレのあるクラシカルな味わい」。食事と合わせても◎
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熟成はおすすめしない。ギネスは鮮度こそが命!
今回の比較レビューは、JBJA Channelの動画でも詳しくお届けしています。ぜひこちらもチェックして、あなた自身のギネス体験を深めてみてください。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。







