サッポロビール×Far Yeast Brewingシュパークストア第二弾!希少と挑戦から生まれた『テロワールブリュー』限定販売中!
サッポロビール株式会社とFar Yeast Brewing株式会社が共創して造るビール、『テロワールブリュー』が2/11(水)より限定発売中だ。去る2/15(日)に東京・五反田「Far Yeast Tokyo」で開催された完成披露パーティは「これまでにない速さですぐ満席になり本当にびっくりしました」と、サッポロビール株式会社の顧客体験デザイン部リーダーの篠原輝里子さん。第一弾の『おとものおさけ(※1)』からおよそ8カ月、待ちに待った第二弾の登場に、感度の高いビールファンがいち早く味わいたいと会場に詰めかけた。

左より、Far Yeast Brewing プロダクションチーム ブルワー 高井 大さん、同マネージャー/ブルワー 富田晃史さん、サッポロビール 顧客体験デザイン部リーダー 篠原輝里子さん、同ワイン&スピリッツ事業部アシスタントマネージャー 春日陽佑さん(画像:サッポロビール提供)
※1 2025年6月発売。清酒造りに使う清酒酵母と白麹を原料に使い、ホップはソラチエースを使用
⭐︎『おとものおさけ』の詳細は以下をご覧ください
Far yeast brewing「おとものおさけ」発売開始!
おとものおさけ/日本酒×ビールをテーマでビールを製造!
目次
ワインとビールのクロスオーバーに挑戦
このビールは、昨年2025年6月からスタートしている’新しい”お酒”を体験できるオンラインストア’シュパーク’が企画する商品だ。
シュパークとは
https://www.hoppin-garage.com
ビール、RTD、ワイン、スピリッツなど様々なカテゴリーの商品を幅広く販売するとともに、テストマーケティングやお客様とのコミュニケーション、さらには地域、企業、コミュニティなどさまざまなパートナーとの共創や体験を通じて、お酒の新しい価値を提供する、サッポロビール直営のオンラインストア
第二弾のテーマは、ビールとワインの融合。それを実現するために、このビールには希少な原料がふんだんに使われている。
注目原料その1:未商品化のソーヴィニヨン・ブランをたっぷりと
原料表示のトップは’ぶどう(北海道)’。これは、サッポロビールが自社管理する「北海道北斗ヴィンヤード」で2025年に収穫したシャルドネとソーヴィニヨン・ブランを使用している。この畑は2018年から『グランポレール』ワインの原料となるぶどうを栽培するためにスタートしているが、ソーヴィニヨン・ブランは一般流通ワイン醸造にはまだ至っていない貴重なぶどうだ。
「このビールは3,000ℓの仕込みで、使ったぶどうはたっぷりと700kgです。弊社では醸造担当が原料の納品などから全て担うルールになっているので、北斗ヴィンヤードさんから10kg入りのぶどうが70ケース届いて、それを担当として一人でブルワリーに運び入れた時、あまりの量に担当になったことをちょっと後悔しました」と今回の醸造を担当したFar Yeast Brewingのブルワー高井 大さん。
注目原料その2:サッポロビール期待の新ホップ「フラノクイーン」
サッポロビールは、150年前からホップの育種・開発を続ける歴史がある。最新の品種も含めたたくさんの品種の中から、高井さんが選択したのは、2021年にサッポロビールが品種登録した白ワインのような香りを持つ「フラノクイーン」だ。こちらもまだ収量が少なく、通年商品にはまだ使用されていない注目品種だ。
「ブラボー」「アラミス」のホップをベースに、「フラノクイーン」を発酵の終盤にドライホップ(※2)することで、柑橘様のアロマと、スパイシーさ、青さの残る乾いた草のようなグラッシーなニュアンスを加えている。
※2 発酵中のタンクに直接ホップを投入することで、ホップに熱が加わらず、ホップの“香り”だけを強くつけることができる手法
ホップ「フラノクイーン」とは
このホップの香りのもとになっているのは、サッポロビールとボルドー大学の故・富永敬俊博士との共同研究によって、”白ワインのような香り”のするホップ「ネルソンソーヴィン」から世界で初めて発見された香り物質で、グレープフルーツに例えられることが多い白ワインのソーヴィニヨン・ブランの香りとそっくりの香りのする香り成分とのこと。「フラノクイーン」はその成分からくるフレッシュな柑橘の香りが特徴で、その研究から、香り成分に着目した育種が可能になったことで生まれてきた品種の一つ
(参考:https://www.hoppin-garage.com/magazine/about-hoppin-ipa/)
果てしない手間をかけた初挑戦の仕込み
「この企画を初めて聞いた時、思い浮かんだキーワードは、”広大な北海道の大地”と”ワイン醸造用のぶどう”で、そこから”北海道の空気感をまとうワインのキャラクターを感じられるクラフトビール”に仕上げたいと思いました」と高井さん。
これまでにもFar Yeast Brewingでは、山梨県の農産物を使ったbrewed with Yamanashiシリーズのビールを造っており、ワイン用ぶどうを使ったビールも醸造しているが、今回は初めての仕込み方法に挑戦したという。
それは、ぶどう果汁はシャンパン酵母で発酵、そして果汁を絞って残った皮はフレンチセゾン酵母で残糖をしっかりと切ってドライな味わいに仕上げる発酵を行い、それらを合わせるという方法だ。発酵由来のフレーバーを控えめにして、よりワインらしい味わいが出るようにと設計している。
そのために、まずは700kgのぶどうを、朝8時から社員総出の手作業で除梗 (※3)し、梗から外したぶどうの実を搾汁機に入れて果汁を搾り、果汁と搾りカスの皮を分けるという作業を行なった。
「丸一日、何十回、何百回とひたすら作業を続けていたので、後半はもう記憶がなくなりました(笑)」と高井さん。
※3 ぶどうの房から渋みや苦みのある果梗(かこう)を取り除くこと
まるでオレンジワインのような香り高い仕上がり
グラスに顔に近づけると、まさにフレッシュな白ワインを飲む瞬間のようなアロマが鼻をくすぐり、口に含むと、みずみずしくもふくよかなまろみが口内に広がり、レモンやグレープフルーツのような柑橘やグラッシーな青みが見え隠れしながら、ほんの微かな余韻と共に喉へと消えていく。
ラベルには、遠くに函館山や津軽海峡を望む北斗ヴィンヤードの畑の風景が描かれている。喉の余韻を感じつつ缶を手に取れば、広い畑を抜ける心地よい風まで感じるような気持ちになる。
「今はまだ収量が少ないので、このソーヴィニヨン・ブランのワインを市場に出すことはできていませんが、いずれお目見えすることになります。だからこそ今回贅沢にこのビールに使ったことはとても稀有なことで、本当に貴重な機会になりました」と、サッポロビール株式会社ワイン&スピリッツ事業部アシスタントマネージャーの春日陽佑さん。
会場では北斗ヴィンヤードのシャルドネで仕込んだワインも用意され、まさに同じぶどうから生まれたことを実感する飲み比べも体験できた。
温度が上がるとさらにふくよかに複雑に
「ぜひ常温でも飲んでみてください」と篠原さん。ハイアルコールのビールは、冷やしすぎないことでビールの奥行きが開き始め、より魅力が増すものが多い。このビールもアルコール分は7.5%とやや高めだが、一般のそれとはまた少し違う、よりワインに近づくような楽しみ方ができることに驚いた。
「果汁と皮を分けたことで、味わいに厚みを作ることができました。自分はディスティラーでもあり、ぶどうを使うブランデーやグラッパなどの経験もありますが、やはりビールとはアプローチが違いますし、個人的にはブルワーの知識だけではコントロールしきれない部分もありました。でも、たくさんの人の話を聞き参考にしたことで、果汁と皮を分けて仕込む考えに至りました。新たな挑戦は様々壁はありますが、今回もとても良い経験となりましたし、これからも他ではやっていないビール造りに挑戦していきたいと思っています」と高井さん。
大地と人とタイミングが生み出した新境地
”テロワール”は、その土地の自然環境が農作物に与える特徴や個性などが、それを原料としたワインなどの味わいや個性に影響を与えるという概念だ。ビールの世界でも”ローカル”がキーとなり、他との差別化や個性、地元への貢献も込めた地元農産物を使うビール造りに奮闘するブルワリーも増えている。
今回のビールは、ワインもビールもどちらも農業から生まれていて、そして、お互いをリスペクトした”新境地”のビール、と言えるのではないだろうか。
今だからこその’共創’で生まれたこのビールを、ぜひ、味わってみてほしい。
※注:この商品は酒税法上は発泡酒です。
商品概要
■商品名:テロワールブリュー
■ビアスタイル:Bruit IPA with Wine Grapes
■アルコール度数:7.5%
■原材料:ぶどう(北海道産)、大麦麦芽、ホップ、小麦、糖類
ホップ:Bravo, Aramis, フラノクイーン
■品目:発泡酒(麦芽使用率:25%以上50%未満)
■購入先:
◯サッポロビール直営オンラインストア「シュパーク」
◯Far Yeast Brewing公式オンラインストア
※その他の取扱はありません
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