【東北で出会うビールの世界㉓】 ~続・東日本大震災伝承施設とビールの後日談~ 宮城県沿岸に飲みに行く
今回の記事は、
【東北で出会うビールの世界㉑】 ~続・東日本大震災伝承施設とビール~ 沿岸を車で走る(前編・福島県双葉町から宮城県塩竃市へ)(2026.3.26)
【東北で出会うビールの世界㉒】 ~続・東日本大震災伝承施設とビール~ 沿岸を車で走る(後編・宮城県東松島市・石巻市・女川町)(2026.4.16)
の後日談になります。
今年の3月に東日本大震災伝承施設とビールということで福島県双葉町から宮城県女川町まで車で走った際、時間の都合もあり、タップルームでビールを飲むことができないまま走り抜けてしまったことが気になっていました。
そこで改めて4月下旬の日曜に、今度は電車を利用して、宮城県の通過してしまった場所にあるタップルーム3軒を訪問してきました。日曜を選んだのは3軒とも営業しており、開店時間が早めで計画が立てやすいからでした。
ちなみに、3軒のタップルームの日曜日の営業時間は下記の通りです。
【石巻】 ISHINOMAKI HOP WORKS TAPROOM 13:00~21:00
【女川】 ガル屋 15:00-21:00
【塩釜】 Argon Brewing 15:00-24:00
目次
1軒め ~ISHINOMAKI HOP WORKS TAPROOM(石巻)~
仙台駅11:10発→石巻駅12:33着
この日仙台駅に到着したのは、午前10時半ごろ。最初は仙台駅で早めのランチを取り12時過ぎに出発する仙石線に乗るつもりでしたが、石巻駅に早く向かいタップルーム開店まで現地で時間を使うことに作戦変更。11時10分発の仙石線石巻駅行きに乗車しました。
石巻駅到着は12時33分。タップルームに直接向かうにはまだ少し早いので、駅から徒歩約12分で行ける「いしのまき元気いちば」の2階のフードコート「元気食堂」で元気丼(海鮮丼)でランチ。

13時を回ってから、本来の目的地ISHINOMAKI HOP WORKS TAPROOMへ向かいました。
ISHINOMAKI HOP WORKS TAPROOM
ISHINOMAKI HOP WORKS TAPROOMは、かつての石巻の中の文化の中心地「文化通り」にあります。
時代の流れや東日本大震災によってその賑わいは次第に影を潜め、2017年には約60年間にわたり人々に愛された映画館も閉館となりました。その映画館跡地に整備されたのが、ISHINOMAKI HOP WORKSとそのTAPROOMです。
いしのまき元気いちばからISHINOMAKI HOP WORKS TAPROOMまでは徒歩数分で着きます。

OPENの文字を確認して中へ。店内は基本スタンディングですが、カウンターの高さにあった椅子が3脚あるので、この日最初の来店者だった私はありがたく使わせていただきました。

この日はISHINOMAKI HOP WORKSの定番ビール3種と限定ビール1種、そしてゲストビールもありました。

最初に選んだのは、定番ビールの巻風WHEAT。苦味が控えめでフルーティで柔らかな味わいです。

続いて、限定ビールの烏龍茶金麦酒を飲んでみました。こちらは、烏龍茶葉フレーバーのゴールデンエールで、ホップの苦味がしっかり感じられるビールでした。

この日はランチを食べた直後の訪問だったのでフードは注文しませんでしたが、隣の方が食べていたソーセージも美味しそうでした。
気軽にビールを飲める雰囲気があり、前回紹介した石ノ森萬画館からも近いので、観光の途中で立ち寄りやすいと思います。
◎ISHINOMAKI HOP WORKS TAPROOM
住所:宮城県石巻市中央1丁目3-14
営業時間:金曜17:00-23:00・土曜13:00-23:00・日曜13:00-21:00
アクセス:石巻駅から徒歩約10分
2軒め ~ガル屋(女川)~
石巻駅15:59発→女川駅16:25着
この日は石巻で泊まる予定にしていたので、ISHINOMAKI HOP WORKS TAPROOMを出たあとはいったんホテルに向かい荷物を置いて少し休憩。15時を過ぎてから、再び石巻駅へ向かいました。
乗ったのはJR石巻線の女川駅行き。

30分弱で女川駅に到着します。

女川駅を出ると、海へまっすぐ伸びるレンガみちがあり、その左右がテナント型商業エリア「シーパルピア女川」になっています。店内で醸造したビールの提供をしているガル屋はここにあります。

ガル屋
最初に驚いたのは、17時前という時間なのに外のテラス席が家族連れでいっぱいだったこと。(写真は後から撮影しています…)
ドアを開けると、店内も複数のグループで賑わっていました。
ビールだけでなく他のアルコールやソフトドリンクも飲めることもあり、地元の方々の憩いの場になっていることがうかがえます。


つながっていた自社製ビールは2種類。
最初に頼んだのは、ゆずエール。ほのかにゆずが感じられ、爽やかな味わいでした。

2杯めは、ORE NO SAKE。こちらはテラス席に出て飲みました。
SAKEというネーミングから日本酒っぽいビールを連想していたのですが、まったく違って、若干軽めの飲みやすさがあるビールでした。

この日はビールだけにしましたが、軽めのおつまみもいろいろあり、さらにシーパルピア女川で購入したものは持ち込み可となっています。
日曜の午後は若い地元の方々が賑やかに飲んでいましたが、曜日や時間が変わるとまた違った雰囲気が味わえそうに感じました。
◎ガル屋
住所:宮城県牡鹿郡女川町女川2-60 シーパルピア女川C-13
営業時間:月・木~土曜17:00-23:00・日曜 15:00-21:00
定休日:火・水曜
アクセス:女川駅から徒歩約4分
3軒目 ~Argon Brewing(塩釜)~
女川駅17:52発→(石巻駅乗り換え)本塩釜駅19:23着
この日最後に向かったのは、本塩釜駅から近いArgon Brewing。女川駅から向かうと、石巻駅乗り換えで約1時間半かかります。仙台駅のほうにかなり戻ることになるので、この順番で回るなら石巻に泊まるより仙台に泊まったほうが利便性はよかったと思います。



Argon Brewing
本塩釜駅から徒歩で数分のところにあるArgon Brewing。3月には臨時休業だったのか時間が早かったのか開いていなくて残念でしたが、今回はちゃんと明かりが見えてほっとしました。

つながっていた自社製ビールは5種類。ここまですでに飲んでたのでここでは一杯だけにしようと決め、選んだのはスモークエール煙の涙。燻製の香りがほどよく、コクもあり、じっくりと飲めるビールでした。

夕食代わりにフードをしっかり食べたいと思っていましたが、定休日の前日の夜ということもあるのかカレーやポテトサラダは残念ながら品切れ。鴨のスモークと軟骨の唐揚げを注文でお腹を満たしました。


地元の人らしい先客が2組ありましたが、こちらは少人数での利用。ひとりでも、いい感じの雰囲気の中で飲むことができました。
◎Argon Brewing
所在地: 宮城県塩竈市海岸通10-8
営業時間:火~金 17:00-24:00 土・日 15:00-24:00 (月曜定休)
アクセス:本塩釜駅から徒歩約3分
20:18発の電車に間に合い、55分かけて再び石巻駅へ戻りました。
今回は1か月前に東日本大震災伝承施設を回っていたのでタップルームを回ることに重点を置きましたが、前回紹介したとおり、石巻にあるISHINOMAKI HOP WORKS TAPROOMから石巻南浜津波復興祈念公園に足を伸ばすことができますし、近くにある石ノ森萬画館付近でも東日本大震災当時の記録を見ることができます。女川のガル屋のすぐ近くにも東日本大震災遺構の旧女川交番があります。
タップルームに合わせて訪問してみてはいかがでしょうか。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。









