[テイスティング]2014.6.16

小さな反逆者「タイニー・レベル」が販売開始

イギリス・ウェールズの「タイニー・レベル(Tiny Rebel)」が、6月11日から日本でも販売されています。

「タイニー・レベル」は2012年から本格稼働したばかりの新しいブルワリーです。その翌年には「Champion Beer of Wales 2013」に選ばれるほどのクオリティー。『1001 Beer: You Must Try Before You Die 2013』にも掲載されており、いま最も注目されている新進気鋭のブルワリーといえるでしょう。

日本で販売されているのは下記の4種類。

Dirty Stop Out, The Full Nelson, Urban IPA, Hadouken

Dirty Stop Out, The Full Nelson, Urban IPA, Hadouken

・ダーティー・ストップ・アウト(Dirty Stop Out)
Smoked Oat Stout ABV5.0% IBU50
くん製されたオート麦と8種類のモルトをブレンドした今までにないスタウト。くん製料理と合わせてみたい。

・ザ・フル・ネルソン(The Full Nelson)
Maori Pale Ale ABV4.8% IBU45
その名前からもわかるように、ニュージーランドのネルソン・ソーヴィンを使ったペールエール。グレープ・フレーバーが特徴。

・アーバンIPA(Urban IPA)
Intercontinental Inspired Pale Ale ABV5.5% IBU65
イギリス、アメリカ、ニューワールドのIPAにインスパイアされて造られたIPA。巧みにブレンドされたホップが素晴らしいアロマと苦味をもたらしている。

・ハドーケン(Hadouken)
Amplified IPA ABV7.4% IBU80
「波動拳」と漢字で書けば思い出すあのゲームからインスピレーションを受けたダブルIPA。3種類のホップのコンボがたまらない魅力。
今回は「ザ・フル・ネルソン」を飲んでみました。

The Full Nelson

The Full Nelson

グラスに注ぐと爽やかなグレープフルーツのようなアロマ。一口含むと強い苦味が…と思いきや、優しい甘味とほのかな苦味。注いだ時とは異なる、グレープのようなフレーバーはネルソン・ソーヴィンによるものでしょうか。温度が上がると苦味もより感じるようになってきますが、尖った感じはなくバランスのとれた味わいです。ハーブを使ってさっぱりとした味わいの肉料理やサラダなどが合うかもしれません。

この「タイニーレベル」はポップなキャラクターが描かれたラベルも魅力。ポップでありながらインパクトのあるラベルは、まさに「小さな反逆者」を表しているかのよう。スコットランドの青いイヌばかりではなく、ウェールズの赤いクマの味わいも試してみてはいかがでしょうか。

商品の問い合わせ先
株式会社ジュート
電話:03-5429-1825
FAX:03-5429-1826

※東急百貨店 東横店、新宿伊勢丹、横浜そごう、西武百貨店池袋本店などで購入できます。

イギリスウェールズ

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビールライター

1975年、東京都生まれ。法政大学社会学部卒業後、出版社でライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学、英字新聞社ジャパンタイムズ勤務を経てビールライターとして活動中。ビアジャーナリストアカデミーの講師も勤める。

【著書】
教養としてのビール(サイエンス・アイ新書、SBクリエイティブ)
BEER CALENDAR(ワイン王国)

【執筆・監修】
和樂web(小学館)
Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)
東京人(都市出版)
ビール王国(ワイン王国)
ビール大全(楽工社)
るるぶキッチンmagazine 秋冬号(JTBパブリッシング)
あなたのしらない、おいしいビール(cakes)
他多数。

【出演】
金曜たまむすび(TBSラジオ)
ちきゅうラジオ(NHKラジオ第1)
すっぴん!(NHKラジオ第1)
浜美枝のいつかあなたと(文化放送)

Twitter:hiroyukitomie
Website: 地域とビール
Weblog: 地域とビールとブログと

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