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Cheers!In Guam~ISHII BREWING CO.訪問記2013~ その2 陣容 | 日本ビアジャーナリスト協会
[ブルワー]2013.5.30

Cheers!In Guam~ISHII BREWING CO.訪問記2013~ その2 陣容

Cheers!In Guam~ISHII BREWING CO.訪問記2013~ その1 近況 の続き

 

Toshiさんが創るMINAGOFの2大フラッグシップと言えば、ペールエールとIPA。赤と緑で色分けされているタップを観光地タモンと首都ハガニアで見ることができる。

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ISHII BREWING CO.のデビュー作、ペールエールはアメリカンホップの香りが豊かでありながら、イギリスのようなモルティーな味わいが口いっぱいに広がる。アルコール度数は4.3%と低めで、人工の炭酸ガスを加えないナチュラルカーボネーションのおかげもあり飲みやすいのも特徴。アメリカのビールと聞いてまず浮かぶような大手のビールが幅を利かせるグアムにおいて、このナチュラルなモルトの風味は際立っているようで、「ペールエールはローカルの方に大人気ですね」。グアムの常夏の気候やアメリカンなピザやハンバーガーはもちろん、伝統的チャモロ料理との相性も抜群だ。

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Toshiさんいわく「スペックはペールエールでもアメリカンスタイルBest Bitterのイメージで、アメリカとイギリスの双方の特徴を最大限に活かしたスタイル」。

 

続いてのIPAはグラスに鼻を近付けると、シトラス系のフルーティなホップアロマが心地よい。IBU(苦みの単位)は66とペールエールより高めではあるが、モルトの甘みに支えられてバランスの良さを感じる。アルコール度数も6.6%と高過ぎないので、グラスを重ねてしまうに違いない。何杯でも飲み続けたくなる稀有なIPAだ。スペックはアメリカンIPAど真ん中でドライホッピングも長くしているが、Toshiさんは「もう少しフレーバーが欲しいので今後、マッシュホッピングする予定」と話していた。

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IPAは色の美しさも堪能したい一杯。韓国料理やイカの塩辛といった濃い味の料理や、バジルの効いたイタリアンなどとよく合うそうだ。

 

この両スタイルはレストランやバーで味わうことができる。次に紹介するスモークドポーターは現在、ブルワリー内のみのレギュラー。ピート(泥炭)モルトを一部使用しているため、独特のアロマが印象的。ドイツビールのラオホに似た燻製香も漂う。度数は6.0%でしっかりした飲み応えがあり、ポーター好きならぜひブルワリーに足を運んで飲んで欲しい一杯。ただ、淡色ラガーが主流のグアムではまだポーターが受け入れられる土壌はなく、醸造も月に1回程度なのだそう。ちなみに、ギネスのドラフトですら「2010年頃にメインランド経由で入ってきたばかりで、まだまだ無名」とのことだ。

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ブルワリーでいただいたポーター。オリジナリティがあるうえ、非常に美味しかった。スモークの効いた料理やハギスなどの料理、また意外にもバニラ系のデザートとマッチ。

 

「ペールエール」、「IPA」、「ポーター」がレギュラースタイルなら、これから紹介する3種はまさに幻のスタイルと言えるかもしれない。それは、「ホワイトIPA」「インペリアルIPA」「インペリアルスモークドポーター」。

小麦ベースのビール、ホワイトIPAを創るきっかけは白人のお客さんの「Toshi、ヴァイツェンを創ってくれないか」の一言。ドイツ系のビールを全く好まないToshiさんは、思案した末にベルジャンスタイルでアメリカンウィート(小麦)を使用したIPAを創ることに。異なる4種類の酵母をそれぞれテスト、また2種類ずつブレンドして計6回醸造。白人やホームブルワー達にはかなり好評ではあったが、レギュラー化は白紙だ。

そして、ホップ好きなら気になるインペリアルIPA。残念ながらこれはテストで1回創っただけ。その理由は、現状の設備でハイアルコールのポーターを創る実験のため。ポーターにこだわりを持つToshiさんは、アルコール度数9~10%のインペリアルスモークドポーターを創りたいと考えている。現在、ブルワリーで熟成中の革新的ポーター。完成が待ち遠しいが、販売されるまでにはもう少し時間がかかるようだ。また、グアムローカル独特の原材料を使用した「Guamアイランドエール」の開発も目論んでいる。

レギュラーのスタイルを創り続けながら、新作の研究にも余念がないToshiさん。休日は一体どのように過ごしているのだろう。Toshiさんのオフについて伺った。

 

Cheers!In Guam~ISHII BREWING CO.訪問記2013~ その3 素顔 に続く

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この記事を書いたひと

矢野 竜広

ビアジャーナリスト

東京から鳥取に移住したフリーライター、ビアエッセイスト。
ビール好きが高じて、『ビールの図鑑』(マイナビ)の
執筆に携わり、さらには地ビール会社にも勤務。
ビールがある人生の素晴らしさを迷文で発信している。

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