[ビアバー]2015.1.26

1/27 東京初オープン!ービールを愛するみんなのラボ、誕生。

『常陸野ブルーイング・ラボ』ー常陸野ネストビールの木内酒造が、1/27(火)、秋葉原のマーチエキュート神田万世橋(千代田区神田須田町1-25-4)に新業態ショップをオープンする。コンセプトは、ビールを〝考える〟〝学ぶ〟〝楽しむ〟。日本のビール文化をみんなで一緒に醸成する、醸造研究所の誕生だ。
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マーチエキュート神田万世橋は、国有鉄道中央本線にあった旧万世橋駅の一部を生かし、2013年9月にオープンした商業施設。
秋葉原駅から徒歩5分、電気街の喧噪からほど近い場所にありながら、歴史ある駅舎の赤煉瓦アーチの佇まいが、文化とノスタルジーを感じる大人の遊び場である。

■「考える」ビール ー 常に約10種類のドラフトビールをタップで提供
工場直送のフレッシュなビールはもちろん、コラボ企画の新作限定ビールなどとびきりのビールはどれを飲んでも¥680/1BEER。エントランスの磨き上げられたビールタンクや、ホップやモルトのサンプルを眺めつつビールを味わえば、グラスにそそがれた輝くビールのおいしさの秘密を誰もが知りたくなるはずだ。ひとりでじっくり飲むもよし、また、友人たちといろんな種類を飲み比べながら、その飲んだビールのおいしさの秘密をスタッフにどんどん質問してみよう。きっと知らなかったビールの新しい魅力に出会うはず。店内は、テーブル、カウンターあわせ約20席のほかに、立ち飲みスペースも。テラスには、川面からのそよ風を感じるソファ席も用意されている。

■「学ぶ」ビール ー 東京初の手造りビール体験工房
いまや世界中に愛される常陸野ネストビール。その理由のひとつは、〝スタイルにとらわれないビール造り〟。ビアスタイルにあわせてビールを造るのではなく、つくりたいビールを造ることで、オリジナリティ溢れるビールが日本はもちろん、世界でも支持されている。
その楽しさをたくさんの人たちにも体験してほしいと、すでに常陸大子にある本社では〝手作りビール工房〟としてたくさんのお客様に、それぞれ自分たちが造りたいビールをつくるための工房を運営。その実績を武器に、今回東京初の手造りビール工房もスタートする。

ここでは、きまったレシピのビールを造るのではなく、〝どんな色〟の、〝どんな香り〟の、〝どれだけの苦さ〟の、〝どれぐらいのアルコール度数〟のビールが造りたい、という造る本人の希望に応じて醸造のプロがレシピを調整し、ビール造りのサポートをしてくれる。
もちろん、既存のビールを見本に作りたいビールを決めることもできるが、店内には、10段階に色分けされたビールのサンプルや、麦芽の種類が試験管でわかりやすく見ることができ、そして、ビールの香りや苦さを決めるホップは、よくみられるような乾燥ホップや圧縮されたペレットなどの見本があるだけでなく、それぞれのエキスを特別に抽出した15種類のフレーバーキットが用意され、それぞれの香りを選んだりブレンドを試したりすることができる。ビールのIBU(苦さの単位)別のテイスティングサンプルで好きな苦味を選ぶことも。
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とにかくここでは、型にはまらないビール造りにチャレンジできる。その結果、これまでにない美味しいビールができ上がれば、もしかすると常陸野ネストビールの新しいラインナップに加わることだって夢ではないかもしれない。

<醸造体験>  申込は1名から(1日1〜2組を予定)
[Price](税込)
90ℓ(15ℓX 6樽)¥ 96,228
90ℓ(330mℓボトルX264本)¥139,709
120ℓ(15ℓX 8樽)¥123,120
120ℓ(330mℓボトルX360本)¥182,736
150ℓ(15ℓX10樽)¥147,420
150ℓ(330mℓボトルX432本)¥209,952

■「楽しむ」ビール ー BIN’S と楽しむビールとのペアリング
バラエティ豊かに楽しめるビールにあわせる料理は、なんとお酒のワンカップのような壜につめられた新感覚のBIN’Sたち。それぞれのレシピは、茨城県出身で、マンダリン・オリエンタルニューヨーク「アジアート」の料理長を務め、世界で活躍する杉江礼行シェフがプロデュース。前菜からデザートまでが季節に合わせて20種類以上用意される。価格は4段階に設定されており、GOLDが¥780、SILVERが¥650、GREENが¥550、REDが¥380。BIN’Sはそれぞれ圧をかけて密閉されており、壜のなかでおいしさがさらに熟成されている。選べる楽しさはもちろん、種類によりシェイクして楽しむことも。ポンっとフタをあければ、もりあがることまちがいなしだ。

<藤原ヒロユキおすすめペアリング>
アンバーエール x 真っ赤なビーツのプチプチディップ〜酒粕風味〜(¥550)+ 酒粕クラッカー(¥380)
だいだいエール x 北欧風 〆鯖とジャガイモの酢漬け(¥780)
ホワイトエール x チキンとカボチャのカレー(¥650)+ ぴり辛ソーセージとクスクスのサラダ(¥380) 
セゾンビール x いろいろ豆のサラダ 〜味噌とバルサミコのドレッシング〜(¥380)

神田川に面したテラスからは、夕暮れや街のネオンが川面に映る様子を眺めることができる。春から夏、そして晩夏にむけて… 
もしかすると人に教えたくない店になるかもしれない。

「常陸野ブルーイング・ラボ」 TEL 03-3254-3434 http://hitachino.cc/brewing-lab/
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[営業時間]月〜土11:00〜23:00 (L.O.22:30) / 日・祝 11:00〜21:00 (L.O.20:30)

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

宮原 佐研子

ビアジャーナリスト/ライター

ビアLover 宮原佐研子です。 ビールの大好きなトコロは、がぶがぶ飲める、喉ごし最高、大人の苦味、世界中でも昼間でも飲める、 果てしなくいろんな味わいがある、そしてぷはぁ〜っとなれる、コトです。
ライターとして、雑誌『ビール王国』(ワイン王国)/『じゃらん酒旅BOOK 2023』(リクルート)/『うまいビールの教科書』(宝島社)/『クラフトビールの図鑑』(マイナビ)、ぐるなびグルメサイト ippin キュレーター など

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