[ビアバー]2019.8.5

BAKU-YA.ism ドイツ-ハンブルクより「Buddel Ship」のインポート事業を開始!

2019年7月7日、神田のドイツビールバー「BAKU-YA」にて、「Buddel Ship」よりインポート(輸入)したビールのお披露目が行われました。インポート事業を開始した「BAKU-YA.ism 合同会社」、その内容と「Buddel Ship」について、ご紹介いたします。

BAKU-YA と Buddel Shipについて

ドイツビールバーBAKU-YA と BAKU-YA.ism 合同会社

「BAKU-YA」は、JR神田駅南口から徒歩約1分の距離にあるドイツビールバー。厳選した管理状態でドイツビールを提供しており、現地に近い味わいを楽しめるお店です。ブルスト(ソーセージ)など、ドイツ風のフードも充実。また、代表の「吉澤 雄二(よしざわ ゆうじ)」氏は、何度もドイツに足を運んでおり、ドイツのビール事情に詳しい方です。ドイツに行く用事がある場合、ドイツビールを味わいながら、ドイツの情報収集が出来るお店でもあります。2019年3月30日に3周年を迎えました。

BAKU-YA店内と「吉澤 雄二」氏

「BAKU-YA.ism 合同会社」は、「吉澤 雄二」氏が2018年12月に設立した法人です。ドイツビールバー「BAKU-YA」およびドイツビールのインポートが主な事業内容。2019年4月19日には酒販免許を取得し、ドイツ-ハンブルクのブルワリー「Buddel Ship」からビールの輸入を開始しました。

左:代表「吉澤 雄二」氏、右:店長「藤村 怜史」氏 (写真提供:BAKU-YA.ism)

■ドイツビールバー BAKU-YA
所在:〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町1-7-17 三新鍛冶町ビル102
営業時間: [月~金] 17:00~1:00、[土]17:00~0:00、日曜定休
Facebook:https://www.facebook.com/bakuya.kanda/

ハンブルクのブルワリー Buddel Ship

「Buddel Ship」は、北ドイツの都市ハンブルクのマイクロブルワリー。「醸造の自由」を掲げ、Vielfalt(独語:多様性)でSpannende(独語:エキサイティング)かつSchöne(独語:美しい)なビールを醸し出しています。中世後期、ハンザ同盟と呼ばれる北ドイツを含むバルト海沿岸地域の貿易を担い、欧州北部の経済圏を支配した都市同盟がありました。ハンブルクは、当時から欧州の玄関口として栄えた都市。そして、自由でバラエティ豊かなビールを世界に送り出してきた土地です。「Buddel Ship」は、その「誇り」を取り戻したいという想いを持っているブルワリーでもあります。2013年創業。

「Buddel Ship」ブルワリー内、ヘッドブルワー「Simon Siems」氏 (写真提供:BAKU-YA.ism)

「Buddel Ship」は多種多様なビールを醸造しており、その中の1つでフラグシップの「GREAT ESCAPE」を紹介します。ビアスタイルはIPA(INDIA PALE ALE)。外観はオレンジがかった琥珀色。 ホップによる柑橘系の香り。口に含むとその風味が華やかに広がります。ギャラクシー、シムコー、チヌークとモザイクなど多種のホップを使用とのことで、香りと風味は複雑。苦みはしっかりしており、それでいて爽やかな感じです。IPAなのでホップの主張が強めですが、モルト感も少し感じられ、良いバランスのジャーマンIPAの印象です。銘柄名は、「醸造の自由」への無限の可能性を求めた「大脱走」からとのこと。ABV(アルコール分)6.5%、IBU(国際苦味単位)60。

「Buddel Ship」の銘柄「GREAT ESCAPE」

■ブルワリー「Buddelship Brauerei GmbH」
所在:Warnstedtstraße 16 L, 22525 Hamburg, Germany
Website:http://www.buddelship.de/
Facebook:https://www.facebook.com/Buddelship/
■タップルーム「Bar Oorlam」
所在:Kohlhöfen 29, 20355 Hamburg, Germany
Facebook:https://www.facebook.com/Oorlambar/

「Buddel Ship」のビールを味わうには

BAKU-YA.ism 合同会社の提供する「Buddel Ship」のビールを味わう方法をお伝えいたします。

①ドイツビールバー「BAKU-YA」で味わう
②BAKU-YA.ism 合同会社と取引し、ケグ(樽生)などで提供している飲食店で味わう
③BAKU-YA.ism 合同会社と取引し、ボトル提供している酒屋で購入する
④イベント出店中の「BAKU-YA」ブースで味わう
⑤BAKU-YA.ism 合同会社より、期間限定の個人向け販売で購入する。(期間限定販売は、BAKU-YAのFacebookで不定期で告知とのこと。)

Buddel Shipのボトル(写真提供:BAKU-YA.ism)

BAKU-YA.ismによるドイツビールのインポート事業

ドイツからのビールのインポート事業を始めた「BAKU-YA.ism 合同会社」。その想いや経緯など「吉澤 雄二」氏に伺いました。

徹底的な管理で届けられるBuddel Shipのビール

ビールは高温・温度変化に弱い飲料です。「Buddel Ship」のビールは、遥か遠い欧州から日本に船で運ばれます。そのルートは、ドイツ北部のハンブルクの港を出発し、大西洋~ジブラルタル海峡~地中海~スエズ運河~紅海~インド洋~マラッカ海峡~太平洋を経て、日本の港に到着。熱帯地域である赤道を越えないルートであり、輸送中はリーファーコンテナ(温度管理が可能な冷蔵コンテナ)で一定温度に保たれます。日本到着後もチルド輸送(冷蔵輸送)のため、徹底的な温度管理されており、日本で味わえる最高の状態で提供されます。

ドイツ-ハンブルクの港 (写真提供:BAKU-YA.ism)

ドイツビールのインポート事業への想い

数年前からクラフトビール・ブームが起き、現在もその流れは継続中。日本では多数のブルワリーが開業し、ブームを牽引するアメリカからの輸入ビールも人気です。その一方で、ドイツビールの存在感は薄れる傾向にあります。日本で提供されるドイツビールに、どのようなイメージを持たれているのでしょうか。おそらく、甘い、モルト感が強め、伝統的で固いなどのイメージを持たれる方が多いでしょう。ドイツの地方・都市によってカルチャーに差異があり、それはビールも同様です。例えば、ベルリン、ミュンヘン、ケルン、デュッセルドルフ、バンベルクではその土地のビールがあり、その背景に長い歴史と土地のカルチャーがあります。また、数世紀にわたる伝統的なビールがある一方、ドイツ各地ではクラフトビールを醸造するブルワリーも増加しています。

ドイツの地方・都市により、ビールカルチャーに差異がある (写真提供:BAKU-YA.ism)

しかし、日本に輸入されるドイツビールには偏りがあり、その文化について説明なく提供されることが多いです。そのため、ドイツビールは一部だけを見て、全体を見られず固定化されてしまった印象。ドイツビールを愛する「吉澤 雄二」氏は、現在のドイツビールへのイメージを打破し、日本のマーケットにおけるドイツビールのカルチャーの変革を想い、インポート事業を行う「BAKU-YA.ism 合同会社」を立ち上げられました。

BAKU-YAの新たな船出を表すロゴ (写真提供:BAKU-YA.ism)

Buddel Shipのビールをインポートへ

「吉澤 雄二」氏は、2016年に「Buddel Ship」のビールを飲む機会があり、美味しいビールに出会ったとの感想を持たれました。その後、2017年10月にドイツを訪れた中で、ハンブルクのブルワリー「Buddel Ship」に飛び込みで訪問。突然の訪問をした「吉澤 雄二」氏でしたが、ブルワリーの方々は快く醸造設備等内部を見せてくれました。見学後、ブルワリーの外の椅子でビールを楽しんていたところ、ヘッドブルワーの「Simon Siems(サイモン・シームス)」氏と邂逅。そのまま、「吉澤 雄二」氏と「Simon Siems」氏は語り合い、親交を深めました。

左:「Simon Siems」氏、右:「吉澤 雄二」氏 (写真提供:BAKU-YA.ism)

ドイツビールバーを営んでいる「吉澤 雄二」氏は、ドイツビールのインポートされる銘柄の減少などにより、扱えるドイツビールが年々減っていくことに危機感を感じていました。そのため、ご自身でインポート事業を行うことを決意。2018年10月にドイツなど欧州に訪れた際、「Buddelship」のビールをインポートするため、ハンブルクに商談に向かいました。「Simon Siems」氏とタップルーム「Bar Oorlam」で待ち合わせ。その際、「Simon Siems」氏の妻子も訪れ、和気あいあいの雰囲気の中、有意義な商談が行われました。

ハンブルク「Bar Oorlam」にて、和気あいあいの商談 (写真提供:BAKU-YA.ism)

「吉澤 雄二」氏は日本に帰国後、2018年12月に「BAKU-YA.ism 合同会社」を設立。そして、酒販免許を取得し、「Buddelship」のビールのインポートを開始しました。2019年7月7日には、インポートした「Buddelship」のビールのお披露目を「BAKU-YA」で開催。また、「大江戸ビール祭り 2019 夏」などイベントへの出店、関東や北海道など日本各地のビール扱う飲食店や酒屋との取引を開始。日本でドイツビール・カルチャーの変革を志す「吉澤 雄二」氏、ドイツのハンブルクで醸造の自由を掲げてビールづくりを行う「Simon Siems」氏、その想いが繋がり、形となりました。

醸造の自由を掲げるブルワリー「Buddel Ship」(写真提供:BAKU-YA.ism)

BAKU-YA.ism 問合せ先

「Buddel Ship」のビールの取引など、問合せ先は下記です。

社名:BAKU-YA.ism 合同会社
代表:吉澤 雄二(よしざわ ゆうじ)
所在:〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町1-7-17 三新鍛冶町ビル102
Tel / Fax:03-3527-1808
Mobile:090-8729-4320
Mail:baku-ya@aioros.ocn.ne.jp

Facebook:https://www.facebook.com/bakuya.kanda/

この記事が、素敵なビールとの出逢いに役立てれば幸いです。

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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

Atsushi Taguchi(田口 篤史)

ビアジャーナリスト/ビアライター

ビール大好き!ビールを求めドイツやベルギーを中心にヨーロッパをよく旅していました。
世界にも日本国内にも、素敵なビールはまだまだたくさんありますので、巡りたいところは尽きません。
ビールの素晴らしさ、楽しさを多くの人に伝えていきたいと思います。
Enjoy!Beer!

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