[ビアバー]2025.9.4

新千歳空港に「BEER STAND SORACHI New Chitose Airport」オープン!

新千歳空港国内線旅客ターミナルビル2階に、サッポロビール「SORACHI 1984」専門のビアスタンド「BEER STAND SORACHI New Chitose Airport」が、2025年8月28日(木)に開店しました。

JR札幌駅構内に次ぐ2拠点目で、好評を得ているJR札幌駅店舗(*)での経験を元に、さらに品質を高めて北海道の空の玄関口にオープンしました。オープン前日に内覧会に参加しましたのでその模様と、JR札幌駅店舗との違いや新しい試みをレポートします。

*2023年9月にオープン。当初1年程度の期間限定営業だったものが、好評につき北海道新幹線で駅構内が工事に入るまで営業延長をしています。2025年7月末までに累計来店者数8.5万人を超えました。

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内覧会では、テレビ・新聞をはじめとした多くのメディアが取材に訪れ、注目度の高さが窺えました。

サッポロビール上席執行役員北海道本社兼北海道本部長の牧野成寿氏がご挨拶をし、「当社が生み出した伝説のホップ『ソラチエース』にこだわりぬいたビール『SORACHI 1984』を新千歳空港に到着されたお客様、またここから旅立つお客様に楽しんでいただきたい。一人ひとりの心を動かす物語がここで生まれることを目指しております」とお話されました。

サッポロSORACHI 1984ブリューイングデザイナー新井健司氏のコメント:
「BEER STAND SORACHI」は、単にビールが飲める場所というだけではなく、「SORACHI 1984」にまつわる物語にも触れながら、日常のちょっとしたひとときに寄り添える場でありたいと考えています。

ジェイアール東日本企画「BEER STAND SORACHI」プロデューサーの近野恵佑氏のコメント:
ビールは、人と人、そして場所や記憶を繋ぐ存在だと考えています。「BEER STAND SORACHI」が、旅の始まりや終わりに、人と人、人と場所を繋ぐような存在として、皆様の心に残るひと時をお届けできれば幸いです。

新店舗の大きな特徴は「グラス」の導入です。そのため、JR札幌駅店舗では提供ができなかった「SORACHI LATTE」(「SORACHI 1984」のおいしい泡だけを楽しむスタイル)がメニュー化されました。
店内飲食では、グラスでの提供となります。(一人一度に2杯まで)

JR札幌駅店舗での象徴的な存在のアルミカップも、新千歳空港限定のデザインとなり、店内での飲食だけではなく、テイクアウト時も提供されます。JR札幌駅店舗ではビールが入った状態では持ち出せませんでしたが、新千歳店舗ではそれが可能となりました。空港内の好きな場所で「SORACHI 1984」を楽しめます。また、店舗の近くにある椅子も使えますので、座りながらゆっくり味わうことができます。

グラス(約330ml)は税込み950円、ソラチラテは税込み850円、アルミカップ約500mlは税込み1600円となっています(カップは持ち帰り可能)。

JR札幌駅店舗は水回り施設が限定的でしたが、新店舗では完備され、グラスやアルミカップの洗浄にウォータージェットの水を使うグラスリンサーを設置しています。また、グラス専用の食洗器にはアルカリ洗剤を使い、グラスにカルキ分の水垢が付着しないように対策しています。

さらにサービングの技術は、東京・中野にある「麦酒大学」山本祥三学長が監修。注ぎの訓練を受けたスタッフによる、高品質な「SORACHI 1984」をお楽しみいただけます。

 

SORACHI 1984 ブリューイングデザイナー新井健司氏(左)と麦酒大学・山本学長

店舗は、新千歳空港の中心、センタープラザのANA側へ向かって「北海道スープスタンド」の横、「ANA FESTA」の向かいにあります。

また、営業時間がJR札幌駅店舗よりも早く10時からのオープン。夜も20時まで営業しているので、飲める時間帯が増えます。

北海道生まれの伝説のホップ「ソラチエース」(*)をフィーチャリングした「SORACHI 1984」。北海道の空気をいっぱいに吸い込んだこのビールを旅のはじまりに、または終わりに飲んで、「ビールの大地」北海道を存分に身体で体験してください。

*「SORACHI 1984」ではアメリカ産を多く使用しております。北海道産ソラチエースは一部使用です。

 

店舗INFORMATION

BEER STAND SORACHI New Chitose Airport

北海道千歳市美々 新千歳空港 国内旅客ターミナルビル2階(保安検査通過前)
営業時間:10:00~20:00 ※営業時間は変更になる場合があります
席数:8席(スタンディングのみ) ※店舗前の共用イス・テーブルなどもご利用いただけます

完全キャッシュレス店舗です。現金はご利用いただけません。

 

SORACHI 1984サッポロビール北海道新井健司新千歳空港

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

坂巻 紀久雄

ビアジャーナリスト

東京都葛飾区出身。1998年ビアテイスターを取得。2000年に北海道札幌市へ移住。ビール専門店勤務で経験を積み、2013年にビールとモルトウイスキーの専門店「Maltheads(モルトヘッズ)」を開店。
https://maltheads.net/

店は「クラフトビールのお店」でも「世界のビールのお店」でもなく、「ビールの広い世界を実感できる店」をコンセプトとしている。

ビアジャーナリストとしては、北海道の記事を中心に執筆しているが、国内外を問わずビール全般を追っている。

札幌は、日本のビールの発祥地のひとつ。さらに「ビールの都」ドイツ・ミュンヘンと「ビール天国」アメリカ・オレゴン州ポートランドと姉妹都市でもある。そこを「日本のビールの首都」として盛り立てるべく奮闘中。

ビア検(日本ビール検定)1級(2013-14 初の2年連続合格者・2022年3度目の合格)/クラフトビアアソシエーション(CBA)認定ビアテイスター/ウイスキー検定2級

「サッポロ・クラフト・ビア・フォレスト」実行委員
http://www.sapporo-craft-beer-forest.com/

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