サッポロビールは“ビール会社”を超えられるか? 150周年の“新・体験創造”カンパニーへの挑戦
サッポロビール株式会社(以下、サッポロビール)の前身である「開拓使麦酒製造所」の開業(1876年)から、今年で150周年を迎えます。
どんなに時代が変わろうと、人が人と飲み、乾杯する時間が、尊く、愛おしい時間であることは変わりません。
2026年は、サッポロビールが製造業から創造業へと転身する変革元年となります。
1月16日に行われた「サッポロビール 2026年マーケティング戦略説明会」では、サッポロビールが中長期的に“新・体験創造”カンパニーを目指すことが明かされました。
まずはワクワクするような発表の中から、2026年のビール関連の取り組みを中心に整理してみましょう。
目次
“新・体験創造”カンパニー とは?

サッポロビールが目指す“新・体験創造”カンパニーとは?
サッポロビールが国内事業全体で目指す“新・体験創造”カンパニーとは、新たなモノ・コトに出会うワクワクとつながりによる豊かさが感じられる「体験」「コミュニティ」を創造する。顧客に最も近いブランドカンパニーです。
サッポロビールの2025年実績として、「サッポロ生ビール黒ラベル(以下、黒ラベル)」と「ヱビスビール」を中心としたビールカテゴリは前年比103%を記録しました。
「サッポロ クラシック」の売上は過去最高。
「サッポロラガービール(瓶)」は、前年比121%と大幅伸長。
近年のサッポロビールが、個性と物語を強みとした独自のマーケティングを展開してきた成果を感じる年となりました。

画像提供:サッポロビール株式会社
そして2026年10月、酒税税率改正によりビール・発泡酒・第3のビール(新ジャンル)の酒税が350mlあたり54.25円に統一されます。
これをビールカテゴリ回帰の流れと捉え、サッポロビールはビールの魅力に触れる「物語」「体験」「新たな機会」を創造し、顧客数の増加と顧客接点の最大化を図ります。
「黒ラベル」と「ヱビスビール」を中心に、近年で最大規模の投資を実施します。
2026年のマーケティングアクションを一挙紹介

2026年は「黒ラベル」と「ヱビスビール」に注力
「黒ラベル」のブランドビジョンは“大人をカイタクするビール”。
「丸くなるな、☆星になれ。」のコピーで、「憧れと共感」をアクションテーマとしてプロモーションを展開します。
「ヱビスビール」のブランドビジョンは“世の中に前向きな変化をもたらすプレミアムビール”。
「たのしんでるから、世界は変えられる。」のコピーで、「共鳴&共創」をアクションテーマとして展開します。
「“新・体験創造”カンパニー」を目指すサッポロビールが、「黒ラベル」と「ヱビスビール」を中心に2026年に実施するマーケティングアクションを紹介します。
外食事業は“ビールを楽しむ場”

「THE PERFECT 黒ラベルAWARD 2025 TOP50」に選ばれた「養老乃瀧 蕨西口店」
「パーフェクト黒ラベル店」を8,000店規模まで拡大。認知向上への取り組みを強化します。
「絶品ヱビス店」増加に向けた取り組みも強化し、「ヱビス」を極めたブランドの体現者を認定する「MASTER OF YEBISU」制度がはじまります。
「ヱビスビール」の新テレビCM「満たされる時間」篇 1月16日~放映

画像提供:サッポロビール株式会社
「ヱビスビール」の新テレビCM「満たされる時間」篇には、ブランドアンバサダーの山田裕貴さんに加え、実力派若手女優の見上愛さんを起用。
「さぁ、いい顔でいきましょう」のコミュニケーションコピーとともに、世の中に「いい顔」の人を増やし、前に進む力を与えます。
「ヱビスビール矢沢あい描き下ろしデザイン缶」3月3日(火)数量限定発売

画像提供:サッポロビール株式会社
「ヱビスビール」は、「さぁ、いい顔でいきましょう。」をテーマに、「たのしみながら世界を変えている人々」と共創しながら人々の前向きな気持ちを生み出すようなコミュニケーションを展開していきます。
その第1弾が、『ご近所物語』『Paradise Kiss』 『NANA』などの人気作品を多数発表している漫画家・矢沢あいさんとのコラボ。「ヱビスビール矢沢あい描き下ろしデザイン缶」ならびに「ヱビスビール矢沢あい描き下ろしデザイン缶350 12缶美麗カートン」を3月3日(火)に全国で数量限定発売します。
また、販売に伴う各種プロモーションや、「ヱビス×矢沢あい 美人画展」を「YEBISU BREWERY TOKYO」と福岡の2ヵ所で開催。詳細は後日発信されます。
「黒ラベル EXPERIENCE 2026」4~8月に全国25カ所で開催

画像提供:サッポロビール株式会社
札幌、仙台、千葉、東京、新潟、金沢、名古屋、京都、神戸、広島、福岡、熊本、鹿児島の全国13カ所に「THE PERFECT 黒ラベル WAGON」が出動。
さらに「THE BAR」+10カ所を会場に、「黒ラベル」体験イベントを開催します。
サーブの瞬間をライブ感を持って表現し「生のうまさ」を伝えます。
「サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR OSAKA」夏頃オープン予定

画像提供:サッポロビール株式会社
銀座で展開する「黒ラベル」のフラッグシップビアバー「サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR」の2号店を、大阪・梅田の商業施設「リンクス梅田」にてオープンします。
「最もビールがおいしい瞬間はその日の1杯目」というコンセプトのもと、完璧な生ビール体験を大阪でも提供します。
「新・体験施設」10月開業予定

画像提供:サッポロビール株式会社
サッポロビールは、飲食店を“リアルな体験をするメディア”位置づけています。
「黒ラベル」の世界観を体現し、大人たちが自分らしくビールを嗜む隠れ家「サッポロ生ビール黒ラベル BEER AJITO」と、日本初のビヤホールを誕生させた「ヱビスビール」が贈るプレミアムなビヤホール(店名未定)。
新たなビール体験ができる施設を2026年10月に開業予定です。
場所は、「大日本麦酒」の本社社屋として1934年に創建した「銀座ビル(現・銀座ライオンビル)」の4階。それぞれのビールの世界観に没入できる空間を創ります。
「SAPPORO PREMIUM BEER 150周年記念デザイン缶」数量限定発売

画像提供:サッポロビール株式会社
創業150周年を記念して、「SAPPORO PREMIUM BEER 150周年記念デザイン缶」を数量限定発売します。
「SAPPORO PREMIUM BEER」は、サッポロビールが海外専用で展開しているブランドです。
洗練された苦みとキレが際立つ爽快な味わいが人気で、世界50カ国以上で販売。中でもアメリカにおいては、約40年間にわたりアジアビールシェアNo.1を記録しています。
日本国内で「SAPPORO PREMIUM BEER」が販売されるのは今回が初。サッポロビール創業の原点である「中川清兵衛」をモチーフにデザインし、12月1日(火)販売予定です。
さぁ、乾杯のその先へ。

「サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR」にて
150年にわたりビールを造り続けてきたサッポロビールは、ビールを“造る”会社から、ビールを感じ、楽しみ、豊かな人生を“創る”会社へと変化していきます。
グラスを重ねる乾杯の音。
感動するほどおいしい一口目。
仲間と交わす何気ない会話。
このような一瞬一瞬が忘れられないから、私たちは150年もの長い間、ビールを飲み続けているはずです。
“新・体験創造”カンパニーとしてのサッポロビールが、乾杯のその先にどんな体験や感動を届けてくれるのか想像すると、自然と胸が高鳴ります。
そんな未来を思い描きながら、今夜はサッポロビールで乾杯しましょう。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。









