一般社団法人 日本ビアジャーナリスト協会

4年ぶりの復活!エチゴビール「潤いホップの惚れ惚れエール」を春のペアリングで楽しむ

4月で環境が変わり、新しい生活が始まった人も多いのではないでしょうか。木々の新緑や色とりどりの花々にも、なんだかわくわくする季節です。そんな春にぴったりの限定ビールが、エチゴビールから発売されます。

2021・2022年に販売され大好評だった「潤いホップの惚れ惚れエール」が、2026年4月17日(金)に4年ぶりに復活しました。ビアスタイルは近年人気が続くヘイジーIPAで、トロピカルなホップアロマとやわらかな口当たりが特徴です。

今回は再発売の背景だけでなく、実際に味わった印象や、おすすめのペアリングもご紹介します。

4年ぶりに復活した理由とは?

「潤いホップの惚れ惚れエール」は、コロナ禍のストレスを感じやすかった2021年に発売された商品で、「飲んだ人の心が潤い前向きな気持ちになってほしい」との想いから生まれたビールです。2021年当時、最も人気のあるビアスタイルだったヘイジーIPAということも後押しし、ビアファンの人気を集めていました。

2025年、新たにエチゴビール那須工場が稼働し、生産能力が増強されたこともあり、4年ぶりに発売されることになりました。

ヘイジーIPAはどんなビール?

ヘイジーIPAは、米国バーモント州にあるブルワリーが醸造した、IPA から派生したビアスタイルです。通常IPAとの大きな違いは、その名の通り濁った(ヘイジーな)ビールの色合いです。オーツ麦や小麦由来のタンパク質に加え、ホップ成分や無ろ過製法などにより、ヘイジーIPA特有の濁りが生まれます。

ホップのアロマが存分に感じられながらも、伝統的なIPA に比べて苦味は控えめなのも特徴的です。グレープフルーツやシトラス、トロピカルフルーツのようなフルーティな味わいが際立ち、なめらかな飲み口です。「ニューイングランドスタイルIPA(NE-IPA)」とも呼ばれています。

※IPA (India Pale Ale)・・・18 世紀末頃、英国の植民地だったインドへビールを送る際にビールの劣化を抑えるため、大量のホップを使用しました。エキス分の高いビールをつくったことが由来のビアスタイルで、強い苦みが特徴です。

日本初のクラフトビールメーカー、エチゴビール

(写真提供:エチゴビール)

新潟県新潟市に醸造所を構えるエチゴビールは、日本で初めて国内醸造を始めたクラフトビールのブルワリーです。「地ビールブーム」の火付け役ともいわれ、ピルスナーからスタウトまで、幅広い味わいのクラフトビールを醸造しています。

創業30周年の節目ともなる2025年に、エチゴビールは栃木県で那須工場を新たに始動しました。今回ご紹介する「潤いホップの惚れ惚れエール」は、那須工場の稼働で生産体制が強化されたことで、エチゴビールの「あらためてこの商品をより広くお客様にお届けしたい」という思いから再発売が実現しました。

トロピカルでジューシーな味わい

華やかな香りが特徴のヘイジーIPAなので、グラスは香りを楽しむのに最適なチューリップグラスがおすすめです。透明度が高いグラスだと、濁りもよく見えます。

注いだ瞬間に広がるトロピカルなアロマは、マンゴー、柑橘、パイナップルなどを思わせます。濁りは向こう側が見えないほどで、色合いはオレンジ寄りの濃いめのゴールドです。IPAに由来するだけあって、しっかり苦味を感じます。けれどその後に、心地よいまろやかさがじんわり広がるので、フルーティな香りで気分も華やぎ、IPAが苦手な人でも飲みやすい味わいです。

ペアリングで広がる味わい。おすすめ3選

旬の野菜と共に。そら豆のカプレーゼ

カプレーゼといえばバジルですが、春らしくそら豆も使ったレシピでいただきます。トマトの酸味とモッツァレラチーズのまろやかさで、ホップの爽やかさが引き立ちます。

トマトとも、モッツァレラチーズとも、そら豆ともぴったりの相性なので、一緒に食べても単体で合わせてもビールの味わいを楽しめます。個人的には、そら豆とビールのまろやかさのコラボが特に好みでした。旬のものとのペアリングは、なんとも贅沢な気分になります。

ガツンと肉!スパイシーなタンドリーチキン

ヘイジーIPAは、スパイスの効いた料理と合わせるのもおすすめです。辛味をやわらげ、口の中をさっぱりとしてくれます。今回は、タンドリーチキンを合わせてみました。

カレーのガツンとしたスパイシーさを、ヘイジーIPAのまろやかさが包み込んでくれ、お互いの味わいを絶妙に引き立て合います。タンドリーチキンのようなスパイシーな肉料理との相性は抜群です。キーマカレーやカレー風味のガパオライスとも合いそうだな、と思いました。

クリーミーなハーモニーを奏でるチーズケーキ

スイーツのペアリングは、ナッツとドライフルーツが入ったチーズケーキです。ヘイジーIPAは濃厚なチーズやナッツとも相性がよく、フルーティなアロマは果実の爽やかな甘味を引き立ててくれます。

ビールのなめらかな口当たりとチーズのクリーミーさのハーモニーは、思わず目を閉じて余韻を楽しみたくなる味わいです。ビールのトロピカル香とドライフルーツの果実香が重なり、より一層香りに華やかさが増します。ビールとスイーツのペアリングはちょっと意外かもしれませんが、おすすめのペアリングなのでぜひ試してみてください。

パッケージデザインにも遊び心

(写真提供:エチゴビール)

「潤いホップの惚れ惚れエール」の缶には、湖のほとりでビールを楽しんでいるインド象が印象的です。それを湖に住む未確認生物チャンプがうらやましそうに見つめているという、不思議でユーモラスな情景が描かれています。

IPAのIは「India」の「I」ということで、インド象がメインのモチーフとして採用されたそうです。チャンプは、ヘイジーIPA の故郷のアメリカ・バーモント州にある、シャンプレーン湖に生息するのではないかと伝えられている伝説の生物です。

缶の明るいオレンジ色のビタミンカラーからは、なんだか元気をもらえるような気がします。

IPA初心者にもおすすめの限定ヘイジーIPA「潤いホップの惚れ惚れエール」

(写真提供:エチゴビール)

4年ぶりに帰ってきた「潤いホップの惚れ惚れエール」は、グラスに注いだ瞬間から広がるトロピカルな香りと、ヘイジーIPAらしいジューシーな飲み心地で、気分を華やかにしてくれる1本です。苦味をしっかり感じながらもフルーティさが感じられるので飲みやすく、IPA初心者にもおすすめです。

カプレーゼやタンドリーチキンとの王道ペアリングはもちろん、ドライフルーツ入りのチーズケーキという意外な組み合わせも楽しいですよ。春らしい軽やかさと遊び心が詰まった限定醸造のビールで、いつもの食卓を少し特別にしてみてはいかがでしょうか。

【商品概要】
発売日:2026年4月17日(金)
商品名:潤いホップの惚れ惚れエール
酒別:ビール
原料:大麦麦芽(イギリス製造・ドイツ製造)、小麦麦芽、ホップ、オーツ麦
アルコール度:6.0%
容量:350ml缶
エチゴビール公式サイト:https://echigobeer.com/

エチゴビールヘイジーIPA

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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金子明日香

ビアジャーナリスト/ライター

静岡県生まれ、愛知県在住のWeb編集/ライターです。
大学のドイツ留学でドイツビールに出会い、在独1年間ですっかりビール好きに。ビールを通して、国内外さまざまな出会いやご縁に恵まれてきました。

ビールの楽しさや魅力をもっとたくさんの人に伝えたい!と思い、ビアジャーナリストアカデミー20期に参加。ビールが好きなステキな仲間と出会えたことで、私自身がビール造りをもっともっと知りたくなりました。

農家の娘なので農業×ビールに興味があります。特に国産ホップや大麦など、日本の農業からつながる、国産原料を使ったビールの情報を発信したいです。