[ビアバー]2016.9.8

ビア女の酒場放浪記(28)ミュンヘン空港内のブルーパブ「エアブロイ(Airbräu)」

ドイツビールが好きでたまらないコウゴです。
今年もまたミュンヘンの酒場を放浪してきました。

ミュンヘンは言わずと知れたビールの都。
特別なことがなくても市民にとってビールは生活の一部です。

羽田空港から直通便で12時間。
映画を見て、ビールを飲んで、一眠りしてもまだ着かないくらいのロングフライト。
空港に降り立ち、こわばった身体をググッと伸ばしたら早速ビールが欲しくなりますよね。

ミュンヘン空港は世界で唯一、空港内に醸造所とビアガーデンがあります。
それが「エアブロイ(Airbräu)」です。

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場所はターミナル1と2をつなぐ広場。
青と白のポール(マイバウム)が立ち、こんなに素敵なビアガーデン。

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店内にはピカピカの醸造釜があり、その周辺をテーブル席が配置されています。
釜はディスプレイではなく、実際に稼働しています。
醸造中は麦芽の甘い香りと熱気が店内に広がります。

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奥には熟成のためのタンクが。
空港内とは思えないほどの立派な設備です。

さあ、出来立てのビールをいただきましょう。

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常時造られているのは、FliegerQuell(ヘレス)とKumulus(ヴァイスビア)、Jetstream(ピルスナー)の3種類。
これにシーズンビールが加わります。

ビールはすべて無濾過。
酵母がそのまま入っているから、白濁しています。ジューシーで味わい深い。
ヘレスは2010年にDLG(ドイツ農業協会の品質コンテスト)でゴールドメダルを取ったほどの実力派です。

フードはドイツの伝統的な料理が楽しめます。
空港でお腹を満たしてから市内に向かうのもいいですね。

日本へのフライトが離発着するターミナル2にはAirbräu -NEXT TO HEAVEN(エアブロイ―ネクスト トゥ ヘブン)が。
帰りの搭乗を待つわずかな時間でも飲むことができます。
最後まで私たちビールファンの心を離しません。
(ビールに夢中になって乗り損ねるなんてことありませんように!)

ドイツらしい、おもてなしですよね。
ミュンヘン旅行の際には、ぜひお立ち寄りください。

Airbräu
所在地: ミュンヘン空港ターミナルテラス(Terminalstrasse Mitte 18, Muenchen-Flughafen)
営業時間: 8:00~25:00
http://www.munich-airport.de/

Airbräu – next to heaven
所在地: ターミナル2 5F出発レベル
営業時間: 7:00~21:00

エアブロイミュンヘン空港

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

コウゴ アヤコ

ビアジャーナリスト

1978年東京生まれ。杏林大学保健学部卒業。看護師を経て、旅するビアジャーナリストに転身。旅とビールを組み合わせた「旅ール(タビール)」をライフワークに世界各国の醸造所や酒場を旅する。ドイツビールに惚れこみ1年半ドイツで生活したことも。

最近はキャンプとサウナにドハマり中。そこにもやはりビールは欠かせない。最高の「ビアキャンプ」&「ビアサウナ」を求めて、日本全国津々浦々旅をしている。

■執筆歴■
-海外生活情報誌ドイツニュースダイジェストで「旅ールのススメ」連載中
ビール小話 (ドイツニュースダイジェスト)2009~16年連載
-東海教育研究所かもめの本棚onlineにて「旅においしいビールあり」
-クラフトビールで乾杯!(日本トランスオーシャン航空機内誌Coralway2020年9.10月号特集)
-ビール王国(ワイン王国)
-ビールの図鑑・クラフトビールの図鑑(マイナビ)
-BRUTUS(マガジンハウス)
-an・an(マガジンハウス)
-CanCam(小学館)
-DIME(小学館)
-東京人(都市出版)
-るるぶキッチンmagazine 秋冬号(JTBパブリッシング)
など
■出演歴■
-アサデス。7(KBC九州朝日放送)
-KURASEEDS(J-WAVE81.3FM)
-食べて!歌って!まるごとユーロ!ドイツ語(NHKラジオ第2)
-トークイントーク(フレンズFM)
-売れ筋RANKING~クラフトビール(KTSライブニュース)
など

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