「ビールによく合うメンマ」は本当にビールに合う? ベアレン「アルト」&大手3銘柄でペアリング!飲み比べてみた【JBJAChannel】
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「ビールによく合うメンマ」は、どのビールに一番合う? ベアレンから大手3社まで飲み比べてみた
ビールに愛された皆さまへ。
スーパーや酒販店で、「ビールによく合う」「ビール専用」「ビールがすすむ」などと書かれたおつまみを見かけることがあります。
ビール好きとしては、もちろん気になります。
でも、そこでひとつ疑問が。
「ビールに合う」といっても、どのビールに合うのでしょう?
今回試してみたのは、その名もストレートな「ビールによく合うメンマ」。
まずは共同開発したベアレン醸造所の「アルト」と。そしてせっかくなので、アサヒスーパードライ、キリン一番搾り、ザ・プレミアム・モルツとも合わせてみました。
すると、ちょっと意外な結果になりました。
ベアレン醸造所と共同開発「ビールによく合うメンマ」

岩手県盛岡市のメンマメーカー・大門が販売する「ビールによく合うメンマ」は、同じ盛岡にあるベアレン醸造所との共同開発商品です。
肉厚のメンマをニンニクとマー油で味付けし、唐辛子を加えた香ばしくピリ辛な仕立て。さらにベアレン醸造所のビール酵母も使われています。大門の商品説明にも、ビール酵母のほのかな甘みとビールの苦味との相性がうたわれています。
原料のメンマは台湾製造。実際に食べてみると、まず印象に残るのがその食感です。
シャキシャキ、というより、しゃくっ。
肉厚なのに重たくなく、みずみずしさを残した歯触りが心地いい。
そこへニンニクとマー油の香ばしさ、ほどよい辛味、塩気とうま味が重なります。
味はしっかりしていますが、メンマそのものの食感が生きているため、次のひと口へと自然に箸が伸びる。そして当然のように、ビールにも手が伸びます。
なるほど。これは確かに「ビールによく合うメンマ」です。
まずはベアレン醸造所「アルト」と
最初に合わせたのは、もちろんベアレン醸造所の名品「アルト」。
ベアレンのアルトは、褐色の液色を持つドイツ・デュッセルドルフ伝統のビアスタイル。麦芽の甘味と、ドイツ産ホップによる爽快で穏やかな苦味を特徴とするエールです。
これは素直においしい。
メンマの香ばしい味付けとアルトの麦芽感がきれいにつながります。メンマのうま味を受け止めるだけの厚みがありながら、苦味が強すぎないので食べ疲れもしません。
「共同開発した商品なのだから、やっぱりベアレンのビールと合うよね」
そんな納得感のある組み合わせでした。
……でも。
こうなると、試したくなるではありませんか。
ほかのビールなら、どうなの?
大手メーカーのビールも並べてみる

そこで今回は、コンビニやスーパーでも手に入りやすい大手メーカーのビールも並べました。
合わせたのは、
・アサヒスーパードライ
・キリン一番搾り
・サントリー ザ・プレミアム・モルツ
の3本。
同じ「ビール」でも、香りも甘味も苦味も、飲み終わったあとの余韻も違います。
さて、「ビールによく合うメンマ」は誰と一番仲良くなれるのでしょうか。
キリン一番搾り――悪くない。でも、ビールだけが進んでいく
一番搾りと合わせてみると、決して合わないわけではありません。
メンマを食べ、一番搾りを飲む。
うん、おいしい。またメンマを食べて、ビールを飲む。……ビールが進む。
ただ、今回の私の感覚では、メンマとビールが一体となって新しいおいしさを作るというより、メンマを肴に一番搾りをおいしく飲んでいるという印象でした。
もちろん、それもおつまみとしては正解です。
けれどペアリングとして考えると、「1+1が3になる」というところまでは届かなかったように感じます。
ザ・プレミアム・モルツ――あれ? 苦味が前に出てきた
続いて、ザ・プレミアム・モルツ。
こちらは少し意外でした。
普段飲んでいるときには心地よく感じている苦味が、メンマを食べたあとには、急に輪郭を強めて前へ出てきたように感じたのです。
ニンニク、マー油、唐辛子。
香りも味もはっきりしたメンマなので、プレモル側の華やかな香りや苦味と、それぞれが自己主張したのかもしれません。
もちろん味覚には個人差がありますし、温度や食べる順番でも印象は変わります。
それでも今回の組み合わせでは、
「プレモルって、こんなに苦味を感じたっけ?」
というのが率直な感想でした。
アサヒスーパードライ――あれ、これ、おいしい!
そして最後はアサヒスーパードライ。
メンマをひと口。スーパードライを、ひと口。……あれ?
これ、おいしい。
もう一度。メンマ。スーパードライ。やっぱり、おいしい。
今回の4種類の中では、私たちにはこれが一番しっくりきました。
ニンニクやマー油、ポークオイルを使ったメンマのしっかりした味を、スーパードライのキレのある飲み口がすっと流してくれる。
ところが、単に口の中をリセットするだけではありません。
メンマの香ばしさやうま味はちゃんと残り、次のひと口がまたおいしくなる。そしてビールを飲むと、またメンマが欲しくなる。
お互いを邪魔せず、それぞれのおいしさを少し持ち上げている。
私がペアリングで求めている「一緒に食べたことで、単体よりおいしく感じる」という感覚が、今回はスーパードライとの組み合わせで最も強く現れました。
まさかの、一人勝ちです。
なぜスーパードライだったのだろう
これがペアリングの面白いところです。
今回の結果だけから科学的な理由を断定することはできません。
ただ、食べながら感じたことから考えると、「ビールによく合うメンマ」は、ニンニク、マー油、唐辛子、油脂、塩味、うま味と、かなり多くの要素を持ったおつまみです。
そこへさらに強い甘味や香り、苦味を重ねるよりも、キレのあるビールですっきりと受け止めたほうが、メンマそのものの魅力が生きたのかもしれません。
食感も重要です。
みずみずしくシャキシャキしたメンマを噛んだあとに、冷たいビールがすっと入ってくる。
この「食べる→飲む→また食べたくなる」テンポの良さも、スーパードライとの組み合わせでは非常に心地よく感じました。
あのときは最下位だったスーパードライが
実は少し前、私たちは「おつ豆さまでした」というビールに合うカップ焼きそばと、大手メーカーのビールを組み合わせる飲み比べもしています。
そのときは、アサヒスーパードライが一番合わないのではないか、という結果でした。
ところが今回は、一転してトップ。
同じアサヒスーパードライなのに。相手が変わるだけで、こんなにも印象が変わるのです。
これは優劣の話ではありません。
ある料理とは抜群に合うビールが、別の料理ではそうでもない。そして、さっきまで目立たなかったビールが、料理を変えた瞬間に主役になる。
これだから、ビールのペアリングは面白い。そして奥深い。一度始めると、なかなかやめられません。
今回は、食べ進めるうちに、だんだん妙な感覚になってきました。
スーパードライと「ビールによく合うメンマ」が、なんだかとても仲のいい二人に見えてくるのです。
キレがよく、すっと引いていくスーパードライ。そこへ、ニンニクとマー油をまとった、ちょっと素朴で愛嬌のあるメンマ。
一見するとタイプが違うのに、並ぶと妙にしっくりくる。
片方だけが目立つのではなく、スーパードライがメンマの香ばしさとうま味を引き立て、メンマがスーパードライの爽快さをさらに気持ちよく感じさせてくれます。
「あ、この二人、付き合ったらうまくいくやつだ」

AIで作成したイメージ画像
そんなカップリング感さえ覚える組み合わせでした。
ペアリングという言葉は少し難しく聞こえるかもしれません。でも結局のところ、こうして「この二つ、一緒にいるとお互いがちょっと素敵になる」と感じられる組み合わせを探すことなのかもしれません。
「ビールに合う」を見つけたら、何本か並べてみよう
スーパーやコンビニで、「ビールによく合う」「ビール専用」「ビールがすすむ」と書かれた食品を見つけたら、ぜひ一度試してみてください。
そして可能ならば、「どのビールに合うのか」まで試してみてほしいのです。
ラガーとエール。すっきりしたビールと、麦芽のコクがあるビール。ホップの香りが華やかなビール。
並べてみると、同じおつまみが驚くほど違って感じられることがあります。
一人ですべて飲み切る必要はありません。
家族や友人など、ビールを飲める人と一緒に少しずつグラスへ注いで比べれば、飲みすぎも防ぎやすくなります。
そして何より、
「私はこれ!」「えー、私はこっち!」
と話しながら飲むのが楽しい。
正解を決める必要なんてありません。
自分にとって最高の組み合わせを探すことそのものが、ビールの楽しみ方のひとつなのです。
今回の私たちの一番は、
「ビールによく合うメンマ」×「アサヒスーパードライ」。
さて、皆さんなら、どのビールを合わせますか。
動画でも、この楽しい飲み比べの様子をご紹介します。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。









