[イベント,テイスティング]2015.3.4

「デンマーク クラフトビールとチョコレートの世界」イベントレポート

Bean to Barイーブルツインチョコレートピガールフリスホルムミッケラー

2015年2月9日、阪急うめだ本店にて「デンマーク クラフトビールとチョコレートの世界」セミナーが開催された。クラフトビールとチョコレートのペアリングイベントである。

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講師は東京の三軒茶屋に店を構えるヨーロピアンビアパブPigalle(ピガール)オーナーの山田夫妻(写真右)と、デンマーク発のBean to BarチョコレートFRIIS HOLM(フリスホルム)オーナー、ミッケル・フリスホルム氏(写真中央)、そしてチョコレートソムリエのさつたにかなこ氏(写真左)

Bean to Barとは、豆の状態から仕入れ、工房でローストしてチョコレートを作り上げる、小規模生産のいわばクラフトチョコレート。どこかクラフトビールと通じるところを感じる。
フリスホルムのチョコレートは、ニカラグアからミッケル氏がこだわり抜いて厳選した6種類のカカオ豆を直接輸入して作られている。

セミナーでは、2種類のクラフトビールとそれぞれに合わせた2種類のチョコレートが用意された。

まず最初のペアリングは「モロトフ・カクテル Alc.13%/イーブル・ツイン・ブリューイング」×「チュノ トリプルターン70%/フリスホルム」 チュノとはカカオの品種で5日間の発酵作業が行われた豆を使用している。

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モロトフ・カクテル Alc.13%/イーブル・ツイン・ブリューイング

モロトフ・カクテルはオレンジやマンゴーの果汁が入ったインペリアルIPA。ホップのしっかりとした苦み、パワフルな味に対して、チュノ(チョコレート)はなめらかでクリーミーな繊細さを持つ。そこへマンゴーの果実感がほんのりと合わさる。コントラストが面白い。相反する2つの特徴が不思議と口の中で解け合い、ジューシーな新たな味を作る。

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チュノ トリプルターン70%/フリスホルム

続いて「ヘア・フレデリクセン ウィーゼル・ブランチ Alc.10.7%/ミッケラー」×「ヨヘ 70%/フリスホルム」 ウィーゼル・ブランチは、希少なコピ・ルアックコーヒーを投入した、オートミール・インペリアルスタウト。コーヒーと、チョコレートのような甘味に、ホップの苦みが被さる。

合わせるチョコレートのヨヘは、ほのかに香るウッディ―なビターチョコレート。

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ヘア・フレデリクセン ウィーゼル・ブランチ Alc.10.7%/ミッケラー

「それぞれ味の要素が強く複雑。この2つが丸く収まって合わさる。おもしろいね」とは、フリスホルムのミッケル氏の感想。現地デンマークでは、ミッケラーのミッケル氏とも親交があり、クラフトビールにも馴染みがあるそう。

こちらのペアリングでは、甘さが少し抑えられ、ビターが引き出された印象もある。

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フリスホルム チュノ トリプルターン70%(左)ヨヘ 70%(右)

最後に、さつたに氏からなぜそれぞれの道(ビアパブを開く、Bean to Barチョコレートを作る)を選んだのか、その想いを伺う質問があった。

ピガール 山田氏は「ビールは種類も豊富で幅広いという事をもっと知ってほしいと思った。年に1度ヨーロッパに行き、ブルワーを含めたいろんな人達に会って話を聞いてきたが、それを日本で伝えていきたい」と語る。
実際、ピガールで山田夫妻から話を聞き、ヨーロッパの醸造所やビール、食の旅にでる人も多い。(筆者もその1人)
その逆もあり、デンマークはもちろん、他のヨーロッパ等からも人々が訪れる。ブルワーやビール関係者だけではなく、一般の旅行者もだ。

フリスホルムのミッケル氏は「カカオは今まで出会った様々な食材の中で一番おもしろい。今でもカカオ豆やチョコレートの新しい味を発見する事に情熱をかけている」と話す。
もともと料理人であったミッケル氏。インターナショナルチョコレートアワード ワールドファイナルでも金賞を受賞、世界でも高く評価されている。
現在出来たばかりの自然豊かなデンマークの地にあるチョコレートの工房で、新たなフードカルチャーを築こうとしている。

それぞれの専門分野で想いを持つ方々によるセミナーは、和やかな雰囲気で終了した。翌々日、参加者の1人は大阪から東京のピガールにさっそく訪れクラフトビールと再会を楽しんでいったという話を最後に伝えておこう。

——–
<イベント情報>
今回の阪急うめだでのイベントが好評につき、東京でもペアリング体験を期間限定で開催との事。
3月2週目予定。(モロトフ・カクテルの樽がつながり次第。モロトフ・カクテル×チュノ トリプルターン)
場所は三軒茶屋のヨーロピアンビアパブ ピガール
イベント情報は下記ピガールのfacebookやブログで更新されます。
https://www.facebook.com/pages/Pigalle/166861626662256
http://ameblo.jp/pigalle/

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この記事を書いたひと

福岡 もも花

ビアジャーナリスト

旅やインテリアに関するしごとに関わり、クラフトビールとの関連でご紹介していきたいと思います。 ビールはツアコン時代のチェコ・ドイツ・ベルギー・ニュージーランド等各国での出会いで惹かれ、 現在は日常の中で味わう日本や海外のクラフトビールに日々喜びを感じています。Bean to Barチョコレートの魅力にもはまりつつある。

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