[コラム,ブルワー]2018.5.26

燻製ビールと次世代が惹かれるビールの可能性を求めて 【ブルワリーレポートNAMACHAん Brewing編】

NAMACHAん BrewingSmoke Beer Factory大塚店ブルワリーレポート

「将来はブルワリーを立ち上げたい」。

前回取材の際、「Smoke Beer Factory」のオーナーが話をされてから2年。店舗も3つに増え、いよいよ6月1日(金)より自家製ビールの提供が始まる。ブルワリーは「NAMACHAん Brewing Smoke Beer Factory大塚店(以下、NAMACHAん Brewing)」。醸造への思いを聞くため、ブルワリーを訪れることにした。

燻製の可能性を探求したい

「クラフトビールと燻製料理というのは変わりません。『NAMACHAん Brewing』では燻製専門店のノウハウを活かし、麦芽を燻製して、ビールつくりをしていきます。自分たちで燻製をすることで、どの程度燻したり、チップ変えることで味に変化を生み出したりできます。さらに原料もどういった形で燻製するかで香りの付き方を変えることができます。麦芽をそのまま燻製するのと粉砕してから燻製するのではまったく変わります。一言で燻製ビールといっても様々なビールをつくることができるのが最大の特徴です」。

JR大塚駅南口・東京さくらトラム(都電荒川線)大塚駅前駅より徒歩3分。駅近の好立地にブルワリーはある。

これまで「Smoke Beer Factory」が掲げてきたコンセプトをビールにも応用。醸造の1つの柱としていくという。

1Fはカウンター席。2Fはテーブル席となっている。パーティープランも用意されているので、みんなで賑やかに過ごすのもいい。

同世代が惹かれるビールをつくりたい

ブルワーを務めるのは、“なまちゃん”こと米澤 美里(よねざわ みさと)さん。以前よりブルワー志望であり、「OUTSIDER Brewing」「石見麦酒」「独立行政法人 酒類総合研究所」などで醸造に関する勉強をしてきた20代の若き女性ブルワーだ。

ビールとの出会いは、大学生のときに初めて行った「オクトーバーフェスト」。ビールを飲みながら、音楽や踊りで盛り上がっている雰囲気、みんなで乾杯する光景を見て「なんて楽しいんだ!」と感動。その魅力に惹かれ、その後はビールばかりを飲むようになり、そこから付いたあだ名が”なまちゃん”とのこと。しかし、同世代の友達には、ビールが苦手な子が多く、大半の意見は「苦いのが嫌だ」というもの。ビールには、たしかに苦く感じるものもあるが、「他にも色々なスタイルや味があるのに」とビールの良さをわかってもらえない歯がゆさを感じていた。どうしたらビールの素晴らしさを知ってもらえるかを考えた結果、自分で醸造することに関心をもったという。

ブルワーのなまちゃん。20代前半の彼女は日本一若い女性ブルワーか? 姉御系ブルワーはたくさんいるので、妹系ブルワーとして頑張ってほしい。

「同世代が惹かれるビール」。それがこのブルワリーのもう1つの柱だ。そのため、同世代にも楽しんでもらえるビールも提供していくという。「それとビールは作品だと考えています。ビールとアートを融合させて1つのデザインとして展開していきたいです」(なまちゃん)。その一環として、国内外で活躍する「MAD BARBARIANS」とタッグを組み、ブルワリーロゴを始め、内外装のデザインやグッズ、ボトルラベルなども展開し、若い世代にアピールをしていく。

ブルワリーロゴも「MAD BARBARIANS」のデザイン【画像提供:NAMACHAん Brewing】

初醸造は「ラオホ」をはじめ3種類

記念すべき初ビールは「ラオホ」「スモークIPA」「IPA」の3種類。

「ラオホは最初なので、あっさりとした感じに仕上げています。お客さんからもフィードバックしてもらいながらバリエーションを増やしていきたいです」。

「スモークIPAですが、スモークエールはスモーキーさが強いですが、IPAですのでホップを大量に使い、苦味をしっかりとさせています。IPAらしいフローラルとか華やかな香りよりも苦味が効いているビールに今回はしています」。

1stバッチの「ラオホ」(左)と「スモークIPA」(右)。これからどんなビールが誕生するのか楽しみだ。

もう1種類は、シングルホップのIPAを予定している。ビールの原材料を知ってもらったり、ホップによる違いを感じて欲しい。これは先ほどのなまちゃんと同世代の人にもっとビールを知ってほしいという思いからだ。

なお、「NAMACHAん Brewing」で醸造されたビールは、今後「要町店」「東長崎店」でも飲める予定だ。

大塚の町を一緒に盛り上げるブルワリーに

「地域に密着したブルワリーになりたいですね。そのためにビールつくりと併せて、人との繋がりにも力をいれました。その結果、『大塚のビール』をつくりたいという声もいただいています。一緒に盛り上げていきたいです。あとは、大塚の町もクラフトビールが飲めるお店が多くなっています。みなさんに大塚に足を運んでもらえるようにしたいですね」と今後の抱負をオーナーは語る。

「燻製ビールを初めて飲む方は、口の中に含んだときの燻し感と、口の中での香りの広がりに驚くかもしれません。まだ飲みなれていない人も多いと思います。お客さんの好みにあったビールをつくり、浸透する努力が必要です。その後に、燻製ビールと料理のペアリングによる美味しさ、発見を全国に広めていきたい」と話す。ここでは、お肉の燻製3種盛り、焼きさばの燻製や燻製チーズなどビールに合う燻製料理を提供しているので、ぜひ試してほしい。

ブルワリーの様子。テラス席では、醸造タンクを見ながらビールが飲める。

将来は、全国にオリジナルビールを出荷したり、ビールイベントにも出店し、燻製ビールと料理のペアリングの楽しさを知ってもらう機会を設けていきたいという。

なお、自家製ビールの提供が開始される6月1日(金)からは「Smoke Beer Factory 大塚店 1st Anniversary Party」も開催される。

■『Smoke Beer Factory 大塚店 1st Anniversary Party』概要

@スモークビアファクトリー大塚店

開催期間:6/1(金) 17:00〜25:00 6/2(土) 17:00~25:00 6/3(日) 17:00~23:00

【Special①】

期間中は、¥3,000で”初醸造ビール飲み比べ&フードペアリングセット”と、”燻製料理ビュッフェ”が楽しめます。

追加ビール(Rサイズ) ¥880 → ¥800!  ※他サイズ、ドリンクもお得な価格に提供いたします。

【Special②】

ライブペインティング&じゃんけん大会を開催します。

6/1(金) 18:00〜 ライブペインティング  NAMACHAん Brewingのロゴやアートワークを手がける”MAD BARBARIANS”が来店!!

6/1(金) 20:00〜 グッズ争奪戦じゃんけん大会!!

【Special③】

6/3(日) 終日 Smoke Beer Factoryスタッフが大塚店に集合!! 要町店、東長崎をお休みしてスタッフが大塚店に駆けつけて、イベントを盛り上げます!

※スタンディングでの営業となるため、お席のご予約はお断りさせていただきます。

来週末の予定が決まっていない方は、燻製の世界を堪能しに行ってみてはいかがでしょうか。燻製の世界を広げ、次世代にビールの魅力を伝える「NAMACHAん Brewing」。その挑戦の第二幕がまもなくあがります。

◆NAMACHAん Brewing<Smoke Beer Factory大塚店> Data

住所:〒170-0005 東京都豊島区南大塚1-60-19 パルムハウス南大塚103

電話:03-3942-0180

Homepage:https://smokebeerfactory.com/otsuka/

Facebook:https://www.facebook.com/Namachanbrewing-smokebeerfactory%E5%A4%A7%E5%A1%9A%E5%BA%97-181124159153277/

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05007木暮 亮

この記事を書いたひと

木暮 亮

ビアジャーナリスト

『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは2000種類以上。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

当HPにて、「ブルワリーレポート」、「うちの逸品いかがですか?」、「Beerに惹かれたものたち」、「ビール誕生秘話」、「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

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