[新商品情報]2018.11.30

サンクトガーレンから「ウィンターフルーツタルトエール」が発売 〜神奈川いちじくを使用したタルトをイメージしたビール〜

神奈川県厚木市のブルワリー、サンクトガーレンからこのたび発売されるフルーツビール「ウィンターフルーツタルトエール」は、かながわブランドにも認定されている“あしがらいちじく”を使用した、いちじくタルトをイメージしたビールです。2018年11月28日から樽生が先行で発売され、12月6日からボトルが発売されます。タルトのようなビールって、一体どんなビールなのか。気になりますよね。ご紹介します。

“あしがらいちじく”との出会い

サンクトガーレンでは、神奈川県足柄地区で作られる湘南ゴールドという果実を使用した、「湘南ゴールド」という人気ビールを春夏限定で醸造しています。今回はその縁で、同じ足柄地区で作られている”あしがらいちじく”と出会いました。実際に食べてみたら美味しかったので、この”あしがらいちじく
“に興味を持ったそうです。

他の果実と比べて痛みやすいいちじくですが、あしがらいちじくの産地はサンクトガーレンと同じ神奈川県内であるため、流通中に果実が傷んでしまうリスクが低く、樹上で完熟した朝採り果実をその日のうちに出荷することが出来ます。このビールには、”あしがらいちじく”のうち、雨風の影響等で表皮が傷ついた“はねだし品”約110kgを活用しています。見た目に傷がついていても、味には何の問題もありません。

タルトをイメージしたビール

いちじくと一緒に原料に使用しているのはリンゴです。いちじくとリンゴはお菓子などでもよく使われる相性の良い組み合わせです。ちょうど「アップルシナモンエール」も販売しているところでリンゴが潤沢にあったので、一緒に使おうということになったそうです。

リンゴは軽く焼いてから使用します。焼きタルトをイメージしているので、香ばしい焼いた風味をビールにもたらすことを狙っているためです。いちじくとリンゴは、麦汁煮沸の段階で投入します。焼いたタルト生地のような香ばしい風味を出すために、ベースのビールにはカラメル麦芽を使用しています。

さらに、ドライホッピングと同じようなタイミングで少量の生姜とシナモンを使用することにより、スパイシーなアクセントを加えています。「こんなに色んな種類の副原料を一度に使うのは初めてだったので、バランスをとるのが難しかった」とのことです。

そうして出来上がったウィンターフルーツタルトエール。

「ぬるめのほうが、甘味も香りも引き立ってきてお薦めです!」

と、お薦めの楽しみ方を教えてもらいました。まさに、この季節にぴったりのビールですね。

2018年11月28日から樽生が先行で発売され、12月6日よりボトルが発売、2019年1月頃までの限定です。以下、商品情報です。

【商品名】 ウィンターフルーツタルトエール
【ボトル内容量】 330ml
【原材料】麦芽、ホップ、リンゴ、無花果、シナモン、ジンジャー、糖類
【アルコール】5%
【IBU】17
【ボトル販売場所】サンクトガーレンWebショップ他
【樽生が飲める場所】(公式サイトでも随時更新)
●厚木 Bakery & Beer Butchers(神奈川県厚木市中町 2 丁目 7-16/電話:046-259-9125)
●THE GRIFFON 渋谷店(東京都渋谷区渋谷 2 丁目 22−6 幸和ビル B1F/電話:03-3498-0839)
●ビールバーJAN(東京都新宿区荒木町 2-15 前田ビル 2 階/電話:03-3226-1556)

サンクトガーレン新製品

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

小林 大祐

ビアジャーナリスト

広く奥深いビールの世界に魅了され、夜な夜なビールを飲み歩いています。
味や香りの幅広さや種類の豊富さに加えて、人との繋がりができることもビールの魅力の一つです。
ビールの素晴らしさを少しでも多くの人に伝えていきたいと思います。夢は世界中のビールを巡る旅をすることです。

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