[テイスティング,ビアバー]2017.1.20

【パパ・ママも必見!!】家族サービスをしながら、窒素混合による高品質ビールを 召し上がれ!!

D.W. Brewingダイニング窒素混合自家醸造

「家族でも楽しめるビアダイニング」

このお店を一言で表すと、これがしっくりする。

神奈川県・横浜市営地下鉄ブルーライン「センター北」駅から徒歩4分ほどの所に、昨年10月に「 Beer & Dining D.W. 」がオープンした。

■大人から子供まで!?地元に愛される温かな空間

「ご近所の方が気軽に立ち寄ってくださるお店にしたい」

共同店主の「坂井 信(さかい まこと)」氏の思いを反映するように、開放的な店内にはカウンター席の他に大きめのテーブル席が広がる。子供用のイスやぬいぐるみも置いてあるのが印象的だ。

外観。ガラス張りなので、外からでも中の様子が見て取れる。

 

店内は明るい印象。右奥がカウンター席だ。

同店・「坂井 信」氏。

 

親になると、どうしても子供が一緒だと気を遣ってしまうものだ。しかし、筆者が訪れた際も、一人でしっぽり飲む人はもちろん、子供を連れたファミリーが各々食事を楽しみながら空間を共にしていた。
近所の老舗料理屋のような、地域に根ざした温かな雰囲気とおもてなしがここにはある。

テーブル席も広く、団体での利用もできる。

ペット同伴可のテラス席。その他キッズメニューなど、近所のお客様がさらっと寄れる配慮が嬉しい。

■特殊なサービングシステムが、ビールをもっと美味しくする

国産7種、海外1種、大手ラガー1種。常時9種類のドラフトビールがここのラインナップだ。

カウンター席の目の前に光り輝くタップがそびえたつ。最大で14種提供可能だ。

一見どこにでもありそうな構成だが、特徴的なのはその提供の仕方にある。

ここでは、「窒素ガス」を用いてサービングされるのだ。

一般的な生ビールは「炭酸ガス」によってケグ(樽)内の液体を押し出すことで注がれる。しかし、D.W.は違う。

「CO2ガス」と「N2ガス」を混ぜ合わせた気体を使い、かつその混合比率をビアスタイル毎に変えるという手法を採っている。
窒素の割合が多いほど、発泡が優しくクリーミーに、モルトの味わいがより強調される味わいになる。

「例えば、スタウトなどは窒素を8割混ぜてモルトの味を感じやすく。逆にIPAなどホッ
プの香りが強いものは、ほとんどCO2ガスのみでサーブします。ホップのアロマを立
たせつつ、クリスピーな飲み口を楽しめるように調整しています。」

同じく共同店主である「石井 大介(いしい だいすけ)」氏はこう語る。同氏は横浜の「プレミアムビアバー ビアリパブリック」の元店主でもあり、このサービングシステムもその頃から使用している。当時は資料も乏しく、国内で前例の少ない同設備の導入も大変苦労したそうだ。

同店・「石井 大介」氏。

 

専用のサービングシステム。各タップごとに混合比率を調整できる仕組みになっている。

今回いただいたものは2種。
一つ目は「Two Beers Brewing(米)」の「EVO(イーヴォ) IPA」。こちらはほぼ炭酸100%でご提供いただいた。

フレッシュにはじける柑橘香と強いホップビター。グレープフルーツをむいている時のフルーティーなしぶきを終始あびているようで、苦味さえここちよく思えてくる。

「Two Beers Brewing(米)」の「EVO(イーヴォ) IPA」。

2杯目は「島根ビール株式会社(島根)」の「ビアへるん 縁結麦酒(えんむすび〜る)スタウト」。今度はガスを窒素:炭酸=8:2でいただいてみる。

(お…!!)これこそクリーミーと言うのだろう。モルトの甘味と旨味が柔らかく、それらがまるで羽毛が舞うように、口いっぱいに押し寄せる。バナナシェイクとコーヒーを合わせたような甘いほろ苦さ、余韻の酸味も相まってすっと飲めてしまう。

以前に飲んだことがある銘柄だが、こんなにも印象が変わるのかと驚きを隠せなかった。

「島根ビール株式会社(島根)」の「ビアへるん 縁結麦酒(えんむすび〜る)スタウト」。

これらに合わせて、オススメの料理もいただいた。


「D.W.フライドチキン(780円)」 × 「EVO IPA」

12酒類のスパイスを使った特製チキン。ごろっと大きめのトリもも肉に優しいスパイス風味で、大人から子供まで楽しめる一品だ。

「D.W.フライドチキン(780円)」×「EVO IPA」。

IPAと合わせると、ビールの持つグラッシーな苦味がトリ肉の旨味とスパイシーな辛味を引き出す。交互に食べたくなるやみつきな組み合わせだ。


「牛バラ肉の濃厚ビール煮(980円)」×「縁結麦酒スタウト」
煮込む際の水分はビールのみ。計13時間煮込んだバラ肉はほろほろで、ソースもぷるんと弾力があるほどだ。濃縮された旨味に、思わず口内の細胞が嬉しそうにキュッと締まるのがわかる。

「牛バラ肉の濃厚ビール煮(980円)」×「縁結麦酒スタウト」。

スタウトと合わせると、お互いの柔らかい口当たりが一つに混じり合う。コーヒーのようなロースト風味と苦味がさらにクリーミーな甘味を引き立てる…まさにベストマッチだ。

■多様なビールの味わいをより多くの人へ届けたい

同店では現在、自家醸造の準備を進めている。今後の構想を坂井氏に伺った。

「ビールは自由度の高いお酒です。自分の感じたその多様性を、まだ体験したことのない方々に味わっていただくのが理想です」

今後は「ベルジャン・ホワイト」「IPA」「スタウト」を定番として、その他に毎月3種類の限定や試験的なビールを醸造できればとのことだ。

家族で気軽にクラフトビールを楽しめるレストランが首都圏内でもまだ少ない中、この形態は筆者個人としても嬉しく思う。

【Restaurant Data】
《営業日》
月〜金:17:00-24:00
土  :15:00-24:00
日&祝:15:00-22:30

不定休
※HPにて随時配信。

《アクセス》
神奈川県横浜市都筑区牛久保西1-10-9
横浜市営地下鉄ブルーライン「センター北駅」より徒歩4分
TEL:045-482-7733

《リンク》
Facebook:https://www.facebook.com/BeerDiningDW/
HP:http://dw-brewing.jp/dw/

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05006佐藤 翔平

この記事を書いたひと

佐藤 翔平(あむろ)

ビアジャーナリスト

ビールが大・大・大好きです!

どれくらい好きかと言うと...
☑【普段の食卓でも当たり前に多種多様のビールを選べる日本にしたい。】そのために『正しく、気取らず、実になる』ビールペアリング記事を主に執筆中。

☑飲んだビールは2200銘柄以上。

☑インターナショナル・ビアカップなど各大会審査員をつとめる。現在各協会に於けるビアジャーナリスト、シニア・ビアジャッジ、ビアソムリエの有資格者。

☑ビールを広めるためにも...
ワインソムリエ、唎酒師、焼酎唎酒師など各種資格の取得。現在SAKE DIPLOMA 勉強中。

※但し、アルコール耐性は低いです。

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